ユグドラシル聖戦記外伝短編集その2

第5話「上には上がいる―馬鹿なヤツにもまたしかり―」





やっぱり今のところ平和な今日のこの頃なナディア城・・・

「う~ん・・・」

と、いささか唐突だが、図書館で本を読んでるテンルウ。

「・・・・やっぱ面白い本なんてないな・・・ん?」

と、何か面白そうな本はないかと本棚を見ていたテンルウは、アルバムと思われる本を見つける。

「・・・・なんで図書館にアルバムが・・・・ん?アルバムってことはシオンがガキの頃のも載ってるってことか?・・・フフフフフ」

と、怪しい笑みを浮かべながらそのアルバムを開くテンルウ。こんなアホな考えを抱いたりするから、後に誰かさんに「噂じゃなくて実際にコイツは変態だ!!」等と言われるようになったんだろう(爆)。

そして、あるページを開いた時・・・・テンルウの時は止まった。





数十分後、ナディアの公女であるユーリと、その婚約者にしてトラキアの王子・・・人は彼を恋人泣かせの放浪王子とも呼ぶ・・・コウヘイは、ちょっとした用で図書館に向かっていた。

「っていうか、士官学校に通ってた頃の3人で撮った写真、まだ持ってたのか・・・」

「・・・・コウヘイはトラキアに置いてきたんでしょう・・・・・?」

「・・・・・どうしたっけ?アレは・・・・」

「・・・・・本っ当に馬鹿なんだから・・・・」

「・・・・・・・・・」

そして、図書館のドアを開けた時、彼らの前に現れたものは・・・

「なっ・・・!?」

「テンルウ様!?」

・・・・アルバムを見ている状態で石化しちゃってたテンルウだった(爆)。

「・・・・ユーリ、アレだ、アレ!!キアの杖持って来い!!それか、王女を呼んで来い!!」

「は、はい!!」

と、慌てまくる凸凹カップル(爆)。

が、

「フ、フフフフフ・・・・・まさか、俺様がギャグマンガみたいなことになるとはな・・・・」

と、テンルウが復活する。

「おい、テンルウ・・・どうしたんだ?」

「フフフフフ・・・」

コウヘイの質問には答えずに図書館から出て行くテンルウ。

「・・・・・どうも、このアルバムが怪しいみたいだな・・・」

テンルウの残していったアルバムを見るコウヘイ。

「・・・・・こ、これは!?」

「どうしたの、コウヘイ?」

「・・・・・・・これ、何だ・・・・・?」

コウヘイが見たもの、それは・・・・・

シオンとショウがキスしている写真だった・・・・・





シオンはとりあえず、理由はないが、廊下を歩いていた。

そこへ・・・

「シぃ~オぉ~ン~~・・・」

と、凄く怨めしそうな顔したテンルウ

「どっ、どうしましたの、テンルウ様!?」

ヤバそうな夫・・・テンルウは元々ヤバそうなヤツだけど・・・を見て驚くシオン。

「図書館のアルバムに載ってたアレは一体何だぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「も、もしかして、アレを見たんですか!?」

「なんで・・・よりによってショウなんかとキスしたんだぁぁぁぁぁぁ!?」

「て、テンちゃん、一体どうしたの!?」

と、騒ぎを聞きつけてマルスがやってくる。



・・・・・・只今テンルウがマルスに事情を説明してます。10秒ほどお待ちください・・・・・



「と、いうわけで、何故なんだ!?シオン!?」

「お、落ち着いてテンちゃん!!王女にもそういう事があったって事で!!テンちゃんにもそんな事あったじゃん!!・・・・まさか、忘れたとは言わせないよ?」

「うっ!そー言われてみると!!」

「テンルウ様、それは一体どういう事ですか!?」

「い、いや・・・それは・・・」

と、なんだかいろんな意味で修羅場と化しているナディア城の廊下。

そこへ、さらにその状況を悪化させるが如く、ショウとヨウスケが現れた。

「なっ・・・どうしたんですか!?」

「ショウ!よくもおめおめとこんなところに顔が出せたな!!」

「ぼ、僕が何をしたっていうんですか!?」

「シオンとキスした!!」

「えぇ!?」

「・・・・・もしかして、テンルウ様、図書館にあったアルバム、見たんですか?」

と、ヨウスケがテンルウに聞いてくる。

「あぁ!?文句あるか!?」

「・・・・・はぁ、せっかくテンルウ様の目に届かないようにあそこに置いたのに・・・テンルウ様、今から説明しますから落ち着いてください」

「?」



ヨウスケの話によると、今から4,5年ほど前、シオンが士官学校に訪れた時、ショウはカンピナスとモニカに脅され(爆)、ホールでほとんどの生徒が見ている中(中にはそんなのどーでもよくて屋上でぼ~っとしていた3年生もいるが(爆))、キスしちまったということらしい。なお、写真は、その場にいた新聞部に撮られ、次の日の学校新聞で1面トップを飾ってしまったらしい(爆)。



「と、言うわけなんですよ・・・」

「・・・・あの時ほどショウが馬鹿だと思ったことはないわ・・・」

「・・・・・っていうか、馬鹿だろ?」

と、いつの間にか野次馬に入ってた凸凹カップルの言葉に、

「コウヘイ王子に馬鹿って言われたらお終いだよねぇ・・・」

と、言うマルス。

「あの後、シオン様、ショックで一週間ぐらい寝込んでましたしね・・・」

「は、ははははははははははははは・・・・・・(汗)」

と、乾いた笑い声を上げながら、その場から逃げようとするショウ。

「ちょっと待て、ショウ・・・・・・」

「は、はい?何ですか?テンルウ様?(汗)」

「お前は一回修正してやる・・・・」

「ふっ、不可効力じゃないですか!?シオン様、止めてくださいよ!!(汗)」

「テンルウ様、思う存分やっちゃってください」

「そんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

「お前には月光剣効果付流星剣をブチ込んでやる・・・・・」

と、剣を構えるテンルウ。

「ところで思ったんだけど、アレってどれくらい痛いの?」

と、ユーリがコウヘイに訊ねる。

「そーだな・・・・一言で言えば、死ぬほど痛いぞ・・・って感じか?」

と、答えるコウヘイ。

「嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」



「月光剣効果付流星剣!!」



「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」





こーして一つの事件が終わりを告げた。この後、ショウはしばらく皆に色物扱いされたという・・・めでたしめでたし・・・・なんだろう、多分(爆)。



第5話完











第6話「HONEYMOON」





どこぞの村の近くの道・・・

「ねぇ、コウヘイ。どこの宿を取るの?」

「・・・・・・・あの宿かな・・・」

と、歩きながら話す見た目はどっからどう見ても知的なハンサム、中身は脳味噌醗酵ヨーグルトなトラキアの王子コウヘイ&その新妻でナディアの公女であるユーリ。実は今回、二人は新婚旅行へと出かけていた。また、この旅行は結婚の直前に色々あって重傷を負ったコウヘイの療養も兼ねている。

「出かける時はテンルウに愚痴を言われたけど・・・・やっぱり、御土産買っておかないとマズイと思うか?」

「テンルウ様の性格からして、多分マズイと思うわよ・・・・」

「そーだな・・・・忘れないようにしよ・・・」

と、呟きながら、宿に入る二人。

「いらっしゃい。お客さん、泊まるのかい?」

「ああ、できるだけ一番良い部屋を頼む」

「はいよ」





「ふぅ・・・なんか、ようやくって気がするな・・・」

部屋に入ったコウヘイがそう呟く。

「そうね・・・・1年半前は結婚できてるなんて思わなかったわ・・・・」

コウヘイの言葉に、ユーリはそう答える。

「俺もだよ・・・なんだか、顔合わせ辛かったからな・・・」

「・・・・でも、あの時、ディアマンテに捕まって牢屋に閉じ込められた後、コウヘイが私の名前を呼んだ時は夢じゃないかって思った・・・・」

「・・・・約束しただろ?もしお前に何かあった時は何処にいても駆けつけるって」

「・・・覚えてたの・・・・?」

「そんなに信用できないか?俺の記憶力は・・・」

「できません(断言)」

ユーリのその言葉にコウヘイは溜息を付きながら、

「どうせ俺の記憶力は悪いさ・・・」

とボヤく。

「じゃあ、説明してよ」

「わかった・・・アレは・・・」





しばらくお待ちくださいしばらくお待ちくださいしばらくお待ちくださいしばらくお待ちください(爆)





「・・・・結局説明されてないじゃない・・・」

「作者も書きたかったんだけどまだ士官学校編が完結してないから完結してからじゃないとこの回想場面は駄目だってさ」

「・・・・もう10ヶ月は書いてないのに、完結なんてするのかしら?」

「疑問だな・・・・」

いや、そう言われても困るんですがね・・・っていうか、一応回想終了したんだからシリアスにしてください(爆)by作者

「・・・・なんか今、幻聴が聞こえたな・・・・」

「そうね・・・・でも、なんかシリアスにしてって言ってるからした方がいいんじゃない?」

「そーだな・・・・っていうか、ここは後書きか?(爆)」



と、いうわけで、ここから先はシリアスかつお笑いな会話をお楽しみください(爆)。



「・・・・ってとこだろ?」

「コウヘイ・・・・今日ほど貴方の記憶力を感心したことはないわ・・・」

「・・・それは俺のことをけなしているのか・・・?」

「ううん・・・嬉しいのよ・・・」

「なんか複雑だ・・・」

そりゃそーだ、記憶力の悪いヤツが「今日ほど貴方の記憶力を感心したことはないわ・・・」などと嬉しがられて素直に喜んだりはしない。

「・・・コウヘイ・・・」

「・・・・ん・・・」

と、いささか唐突だが、いきなりコウヘイにキスをするユーリ。

「・・・・・新婚旅行の第一夜だから、この後どうなるかは青少年の害になるからきっと語られないな・・・」

と、キスをした後、そう呟くコウヘイ(爆)。

「それ以前に、そこまで書く才能も気力もないと思うわ。そういう作者だから」

と、言うユーリ。

「そうだな、本編の作者ならやってしまいそうだが」

と、問題発言をするコウヘイ(爆)。

・・・・・っていうか、それは本当に危険だと思うのですが・・・by作者

「・・・それじゃ・・・」

「ここら辺で一旦切りましょう・・・」



と、まぁ、そんなこんなで新婚旅行1日目は過ぎて行った。なお、この後何があったかは絶対にツッコミを入れないこと(爆)。



で、次の日・・・・

「今日は何処を行くの?」

と、朝食を取りながらコウヘイに訊ねるユーリ

「そうだな・・・・確か、昔ここの近くの滝が凄いって聞いたから、それでも見に行かないか?」

「そうなの?・・・まぁ、凄いって言うなら見てみるのも悪くないかもしれないわね」

と、会話している二人に、

「ちょっと・・・お客さん・・・それは止めといた方がいいと思うよ」

と、宿の主人が話し掛けてくる。

「どうしてですか?」

「いや、あそこら辺は最近、盗賊がよく出て観光客を襲ったりするんだよ・・・」

「ふ~ん・・・・・なるほど・・・じゃ、行くか」

「ちょ、ちょっと、人の話聞いていたのかい!?」

慌てる主人にコウヘイは、

「盗賊が出るから行かないなんて傭兵の名が廃るというものだ(ついでにダインの)」

と、答える。

「そうかい・・・・まぁ、そこまで言うなら止めないけどね・・・せいぜい気をつけろよ」





と、いうわけでその滝にやってきたコウヘイとユーリ。

「・・・・・凄い・・・・」

と、崖の上から滝の絶景を眺めながら呟くユーリ。

「・・・・想像以上だな・・・・」

「ねぇ、コウヘイ・・・この滝のこと、一体何処で聞いたの?」

「あ~、なんか、昔親父がダインが妻を連れ添ってここに来たって言ってたような言ってなかったような」

「そうなんだ・・・・」

と、言ってると、何となくお約束的に数人の盗賊が彼らの後ろに現れる。

「う~ん・・・・短編集はこういうのがとてもわかりやすくていいな(爆)」

「そんな風に言ったら・・・・」

と、コウヘイの言葉に苦笑するユーリ。

「何ベチャベチャ言ってやがる!!さっさと出すもん出しやがれ!!そうすりゃ、無傷で返してやるぜぇ!?」

「あんな事言ってるけど、どうするの?まさか、出す気はないんでしょう?」

「もちろん。まだ傷は完治してないからあまり争いたくないが、俺に考えがある」

「おいテメェ!?さっさと出せって言ってんだよ!!」

「却下」

盗賊の要求を一言で一蹴するコウヘイ。

「・・・・って、こういう時は「誰がそんなもの渡すものか!」って感じに言うもんだろう!?そんな二文字で片付けるなぁ!!」

と、わけの分からないことを言いながら二人に襲いかかってくる盗賊。

が、

「こーいう時は・・・とりあえず、避けて躓かせる」

と、とりあえず、ユーリを抱えて横に避けて、グングニルで盗賊の足を躓かせるコウヘイ。

「えっ・・・・?」



ガンッ、ヒューーーーーーーーーーーーーーーー・・・・・・ドッボォォン・・・・



さっきも言ったが、ここは崖の上である。コウヘイとユーリは丁度、先の方にいたので、二人に避けられて、しかも躓かされた盗賊は崖の上から滝壷まで落ちてしまうのであった。合掌(爆)。

「お~、なんか、見てて愉快なくらい見事に滝壷に落ちていったなぁ・・・」

「そうね。でも・・・作者が戦闘シーンを書く気がないのがよくわかります(爆)」

「させてもいつもいつも似たような感じになるからな・・・作者の戦闘シーンは・・・」

なんか、言いたい事言われてる気がするのは気のせいか?by作者

「なんか、また幻聴が聞こえたな」

「でも、気にしないことにしましょう(爆)」





その日の夜・・・

コウヘイとユーリが休んでいる部屋に何やら忍び込んでいる男が一人・・・・



ガサゴソガサゴソガサゴソガサゴソ・・・・・・



と、よく分からん効果音で人様の荷物を漁る男・・・っていうか、コソ泥(爆)。

「・・・・うわっ・・・こりゃあ、何処かの貴族だな、きっと・・・・・・・っ!?」

漁っていたところ、唐突に後ろから槍で突き付けられるコソ泥。

「ふっ・・・・運が悪かったな・・・・俺たちが休んでいる部屋に入ってしまったのが運の尽きだ・・・」

と、グングニルを突き付けながら言うコウヘイ。

「うっ・・・・」

と、汗を流しながら恐る恐る後ろを見るコソ泥。

ついでに、ユーリも起き上がっている。

「えっと・・・・もう二度としませんから見逃してもらいたいんですが・・・」

「却下」

「そっ、そんな!どうしてですか!?」

「金一封が貰えないから」

と、無茶苦茶シビアな事を言うコウヘイ。まぁ、この男は恨み重なる賞金首を死んだら金が貰えなくなるからと、とりあえず生かして連れて行くようなヤツだからこれくらいは当然なんだろう・・・・・いや、普通は見逃さないだろうけど(爆)。

「っていうか、さっき懐に入れた私達の荷物の一部、返してくださいね」

と、コソ泥に言うユーリ。

「ぐっ・・・・?」

と、うめくコソ泥。おそらく見逃してもらえたら、これを売ってしまおうとか考えてたんだろう。

「もし返してもらえたら、考えてもいいですよ」

「はい、返します」

ユーリの言葉にあっさり荷物を返すコソ泥。

「・・・・これで全部だな・・・・で、どうするんだ、ユーリ?本当に見逃すのか?」

「見逃すわけないじゃない(爆)」

「そっ、そんな!?」

「だって、「考えてもいい」とは言ったけど、考えても、見逃さない方がいいと思いますし」

「こっ、この人でなし!」

と、ユーリに対して暴言を吐き始めるコソ泥。

「この○×△□!!」

等と、とても言葉に出来ないような事まで言い始めるコソ泥(ただ単にネタ考えるのが面倒だっただけじゃあ?というツッコミは却下(爆))

「なんとでも言ってください。気にしませんから」

と、言って暴言を受け流すユーリ。ちなみに隣でコウヘイはこめかみに青筋浮かべてたりするが(爆)。

「こうなったら、とっておきの悪口を言ってやる!前、ダチに言ったら絶交を喰らったような悪口だ!!」

「じゃあ、言ってみたらいいじゃありませんか」

「後悔するなよ・・・・てめぇなんかなぁ、1年半前に死んだローバーのディアマンテ王子以下だ!!」

「な、なんですってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!?」



バキィィィィィィィィィッ!!



と、バルキリーの杖を振り被ってるユーリのすぐ隣で先にコウヘイがグングニルの柄で思いっきりコソ泥を叩いて気絶させる。

「ククククク・・・・貴様、ユーリがあのクズ以下と言うとはいい度胸じゃないか・・・・っていうか、あのクズの事はもう思い出したくないんだが」

と、動かないコソ泥に言うコウヘイ。まぁ、彼としては結婚する1週間ほど前にディアマンテの部下の残党に瀕死の重傷負わされたりしたので思い出したくないのも当然だろう。

「・・・・目が覚めたら懺悔させましょう・・・」

「・・・・マジ?」

「ええ、もちろん☆」



数十分後・・・

「う、う~ん・・・」

と、目が覚めるコソ泥。ちなみに縄で縛られてる。

「さっきはよくもあんな事言ってくれましたわね・・・?お礼に懺悔させてあげます・・・」

「ざ、懺悔?」

「ふふ・・・今までの貴方の罪を話してみなさい・・・」

ちなみに、コウヘイは何故か部屋にいなかったりする(爆)

「え・・・・・?」





数時間後、当局にこのコソ泥が突き出されたが、その時にはこのコソ泥は精神崩壊起こしてて1週間ほど会話もままならなかったらしい・・・(爆)。





数日後・・・・

ナディア城・・・・

「ただいま~」

と、城に戻ってきたコウヘイとユーリ。

「おっ、帰ってきたな」

と、今回の話では今の今まで出番がなかったテンルウが出迎える。

「なぁ、コウヘイ。頼んでおいた御土産は買ってきたか?」

「ああ、買ってきておいたぞ、ほらこれ」

と言ってコウヘイは紅葉型をした饅頭をテンルウに渡す。

「・・・・・・・何だ、これ・・・・?」

「広島名物紅葉饅頭チョコ味」

「・・・・・・・・・・・・なんでよりによってチョコ味?」

「作者がこの味が好きだから(爆)」

「そんな理由で・・・・・っていうか、いいのか、こんなオチで・・・・」

こうして、コウヘイとユーリの新婚旅行は終わるのであった。



第6話完















第7話「盗賊退治―ある王子様と王女様の暇潰し―」



ある~日、森の~中・・・って森の中違う!!(爆)

・・・わけの分からない始まり方をしたが、今日も今日とて多分、平和なナディアの城下町・・・

グランビアの王女のくせに、ナディアの留まり続けてる・・・まぁ、アリストの王子様とかトラキアの王子様とかカルディアの公子とか、挙げるとキリがないほど自分の国をほったらかし(一部例外有り)にしてる人が多いのであまり気にならないが・・・シオンはこの日、夫にしてオードの生まれ変わりなんだか、ただの変態なんだかよくわからない(爆)アリストの王子、テンルウと色々あって口喧嘩をして城を飛び出していた。

「全く、テンルウ様ったら・・・・あら・・・?」

と、機嫌の悪そうな顔で街中を歩くシオンが発見したのは、トラキアの王子にして実質はナディアの居候(爆)、コウヘイであった。とりあえず、今の彼は城で着ているような、いかにも貴族が着ていそうな服ではなく、薄茶色で端が破れいているようなマントに服も、結構ボロボロで多少なりとも王族ならではの気品さがある・・・まぁ、本人にそれを言ったら否定するだろうけど・・・顔以外はとても王子様には見えない。

「コウヘイ様!」

「ん?・・・・・王女か。こんな街中で大声で名前を呼ばないで欲しいんだけどな・・・・」

と、言ってシオンに気付くコウヘイ。

「いいじゃありませんか。困るわけじゃないんですし」

「いや、困ってるんだが・・・・っていうか、話があるならここじゃなくてどこか食堂辺りにしないか?俺、まだ昼飯食ってないし」

「ええ、いいですわよ」

「王女のオゴリな」

「・・・・コウヘイ様、女性にオゴらされて恥かしくないのですか?」

「トラキア王家家訓その1。『オゴってもらえそうな時はどんな時でもオゴってもらえ』。以上」

「・・・・・・・・・・・トラキア王家って・・・・」

シオンは少し頭を抱えながら、とりあえず、近くの食堂に場所を移すことにした。





「コウヘイ様、今日もユーリに黙って傭兵家業を?」

と、食事をしながらコウヘイに訊ねるシオン。

「・・・・・・痛いこと言うな。まぁ、そんなとこだ」

「・・・・っていうか、ユーリはお腹に子供がいるんですから、こんな所でブラブラせずに、城に戻った方がいいんじゃありませんの?」

「・・・・・・ほっとけ・・・・・王女こそなんでこんなところにいるんだよ・・・?」

「私ですか?・・・・ちょっとテンルウ様と言い争いになってしまって・・・」

「なんで?」

「・・・だって、テンルウ様、バサラはどうでもいいんですけど、おじい様が大怪我した事件の事、知っていそうなのに何も話してくれないですし・・・」

シオンの祖父・・・つまり、ヴィッツが重傷を負った事件と言えば、もちろんアレである。詳しくは短編集その1収録の4話を参照(爆)。

「・・・ふっ・・・・・王女、世の中には知らんでもいい事が沢山あるんだよ・・・(遠い目)」

と、その事件の中心人物の一人である、コウヘイはそう言った。

「・・・・コウヘイ様、何か知ってますわね・・・?教えてください」

「嫌だ!あの事はもう二度と思い出したくない!!っていうか、忘れさせろ!!!」

「・・・・・・はぁ・・・・(汗)」

コウヘイの剣幕に汗を流すシオン。

「と、いうわけで、俺これから盗賊を退治に行かないといけないから」

「盗賊退治・・・ついて行ってもいいですか?」

「報酬横取りする気か!?」

「・・・・・・・・・・・・・・・・しませんってば・・・・」

「ならいいんだが・・・何故に?」

「暇だし、興味ありますから」

「・・・・・まぁ、いいか・・・」

と、いうわけで、コウヘイはシオンと一緒に盗賊退治に行く事になったのであった。はてさて、どうなることやら(爆)。





と、いうわけで、アジトの洞窟前(早っ)。

「と、いうわけで入るぞ」

「はい」

と、洞窟の中に入るコウヘイ&シオン。ちなみに見張りの盗賊はすでに二人の奇襲によりすでにやられてます(爆)。

「・・・・とりあえず、ここら辺には盗賊はいないな・・・」

と、暗い洞窟の中でも驚異的な視力で奥の方を見るコウヘイ。

「相変わらず、人間離れしてますわね・・・」

「この小説のキャラは皆そうだろ(爆)」

しれっと問題発言をするコウヘイ。

「・・・・・・私もですか?」

「当然(爆)」

「・・・・・・」

その言葉にちょっと腹が立ったのか・・・まぁ、普通は腹が立つ・・・シオンはコウヘイを追い越してさっさと歩き始めた。

「あ、王女、そんなに何も考えずに歩くと―」



ズドンッ!



「きゃあ!?」

・・・シオンは落とし穴に落ちてしまった(爆)。

「罠に引っかかったりするから気をつけろ、と言いたかったんだが、10秒ぐらい遅かったか・・・」

「もう少し早く言って欲しかったですわ・・・結構深いから早く助けてください・・・」

「はいはい・・・・」

と、コウヘイがシオンを助けようとしたところ・・・

「侵入者だぞ!!」

と、盗賊の皆さんが集まってきた。

「・・・今の音で気付かれたか・・・と、いうわけでしばらく待ってろ」

と、コウヘイは盗賊相手にグングニル片手に戦いを始める。

「早くしてくださいよ・・・・」

と、落とし穴の中から言うシオン。

「・・・・・・・あ、何か落ちて・・・・」

と、シオンが落とし穴の中であるものを拾う。



「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」



シオンが拾ったもの・・・それは、かつてこの穴に落とされた者の生首・・・・



「!?」

唐突な悲鳴にコウヘイは「もしかして、またテンルウに流星剣喰らう理由を作ったのか?」などと思いつつ盗賊を倒し続ける。

そこへ・・・



ビュンッ!・・・・バシィッ!



と、落とし穴の中から1本の閃光が鞭のように盗賊を襲い掛かる・・・なぜ落とし穴の中からは上の方は見えないはずなのに上手く盗賊に当ててるのかは謎である(爆)。

「あれは・・・・・神通鞭?・・・・と、言う事は、嫌な予感がするな~・・・」

「何が嫌な予感だって?」

と、自力で穴の中から出てきたのは・・・多分、この短編集を読んでる人のうちの9割方の方々が予想している通り、キレたシオンであった。

(あんたの存在自体が、とか言ったら殺されるだろうな、多分・・・)

と、思いつつ、盗賊を倒すコウヘイ。

「な、なんだ!?この女は!?」

「鬱陶しいからどけぇ!!」

と、派手に暴れるシオン。

そして、数分後には盗賊の皆さんは皆二人に倒されてしまった。

「おい、行くぞ」

と、未だに別人格モードに入ってるシオンはさっさと歩き始め、



ズドンッ!



「うわぁ!?」

・・・また落とし穴に落ちた(爆)。

「・・・・・・・もう捨てて行こうかな・・・・」

「あ、待てコウヘイ!置いてくな!!」





そんなこんなでようやく首領の部屋の前まで辿り着いたコウヘイ&シオン(別人格Ver)。

「ついたな」

「ああ、ようやくついた」

もはやこのままだとどっちがどっちの台詞かかよく区別がつかなくなっている(爆)。

「入るぞ」

「いや、ドアに罠仕掛けられてたらまた面倒だからグングニルでブチ破る(爆)」

「ちっ・・・わかったよ」



バキィッ!!



と、グングニルでドアをブチ破るコウヘイ。

そして、中には、首領らしき男がいた。

「お前たちか・・・侵入者と―」

「先手必勝!覚悟!!」

「なっ!?まだ話は終わって・・・」

「そんな事知った事じゃあねぇんだよ!!」

「そ、そんなっ!?」

・・・・・・・・・・こうして盗賊の首領はろくに話すらさせてもらえず、コウヘイとシオンによって倒されてしまうのであった。合掌(爆)。

「ふ~っ、終わった終わった・・・・って、コウヘイ?何漁ってるんだよ・・・・?」

「・・・・いや、金目の物はないかな、と・・・おっ、宝石発見。後で売ろう」

「・・・・・そんなもん漁るなよ・・・・・」

「トラキア王家家訓その2『貰える物は蜜柑の皮でも貰っておけ』。以上」

「・・・・・・なぁ、誰が考えたんだ?その家訓」

「ダイン(爆)」

「・・・・・・・・・・マジ?」

「少なくとも俺はそう聞いた」

「・・・・・こんなヤツの子供じゃ、ユーリの子もきっとろくなヤツじゃねぇだろうなぁ・・・」

その子供が、20年ばかし後に自分の娘の恋人になるなど夢にも思わず、しれっと酷いことを言うシオン。

「・・・・・・・・・・・・・・・・王女・・・・・?」

癇癪筋立ててシオンの方を向くコウヘイ。

「・・・・・冗談だ、冗談・・・・(汗)」

コウヘイの殺気に言葉を修正するシオン。それくらい今のコウヘイはキレてたらしい(爆)。

「それならいい」

こうして、今日もまた一つ、悪が潰れたのであった。(多分)めでたしめでたし(爆)。





ちなみに、シオンの服が落とし穴に二回も落ちたためかなり泥塗れになっており、コウヘイは結局流星剣を喰らったとか喰らわなかったとか(爆)。



第7話完









後書き

作者:ココロが声が枯れても明日の向こうへ歌うよ・・・か、TAKUROはいい事を言うなぁ・・・

コウヘイ:歌わんでいいから書け(爆)。これ完成させるのにかなり時間かけやがって・・・

作者:・・・・ふっ・・・SRWで言えば気力が50だったからな

テンルウ:最低値じゃねぇか・・・それ・・・

シオン:困った作者ですわ

ユーリ:で、今回の外伝で何か言う事はないんですか?

作者:え?え~と・・・6話は1年ぐらい前から考えてた話です。はい。

ユーリ:それだけ?

作者:それだけ

ユーリ:バルキリーのホームランバット!!

作者:ぐはぁ!!(星になった)

コウヘイ:今年中(2001年)にあと2個小説書かないといけないんじゃないか?コイツは・・・あと1週間ぐらいしかないというのに・・・・

テンルウ:少なくとも、士官学校編4章は確実に落とすと思う(爆)

シオン:本当に困った作者ですわ・・・・あ、作者が星になってしまってるのでここで締めます(爆)