ユグドラシル聖戦記外伝

「オグマ様達、大丈夫でしょうか・・・」

と、心配するアールマティ。

「・・・・・まぁ、ユウキ様もいるし、大丈夫でしょう」

と、言いながら茶をすするショウ。

「そうですね・・・・」




ユウキ外伝3章「DRIVE」




一方こちらは食中毒で倒れてしまったイナルナを助ける為に薬草を取りに行ったユウキ達4人。

「なぁ、ユウキ・・・・前から思ってた事があるんだが・・・」

と、オグマがユウキに話しかける。

「何だ?」

「お前ってさ・・・・イナルナの事が好きなわけ?」

「はい!?」

あまりに唐突すぎるオグマの質問に焦るユウキ。

「だって、イナルナはど~見てもお前の事が好きとしか思えないし、お前もなんかイナルナの事が好きと言う風に見えるしな」

「・・・・・・・・・」

なんとなくオグマから顔をそらすユウキ。

「おい・・・・なんで顔そらしてんだ?」

「いや・・・・・それは・・・・・」

と、言葉を詰まらせてるユウキ。

「お兄様、オグマ様、それよりどうも盗賊に囲まれてるみたいですけど?」

「・・・・・ったく、構ってる暇はないってのに・・・・」

そうぼやくオグマに、

「同感・・・だが、やらなきゃ通してはくれないだろう?」

と言うユウキ。

「ああ・・・・お前はいいよな・・・グングニルがあるんだから」

「何泣き言を言ってんだよ・・・これぐらいの雑魚なら別にグングニルやバルムンクがなくても充分だろ?」

「ま、それはそうなんだけどさ・・・・半分は任せたぜ?」

「OK・・・・ハトホルはクスハを頼む」

「はい!」

「二人とも気をつけてよ」

「わかってる・・・せいぜい怪我しない程度に戦うさ」

「それじゃ、行くぜ!」



で、ものの数分で盗賊の集団を片付けてしまったユウキとオグマ。

「意外と楽勝だったな」

「まぁ、こんなもんだろ」

と、雑談してるオグマとユウキ。

「・・・・・私達は出る幕全くなかったわ・・・・」

と、呟くハトホル。

「で、その薬草があるところって言うのはここから何処なんだ?」

「・・・・・お兄様に言っても無駄だと思うけど、東の方にある沼ですわね」

「おい、ユウキ。間違っても先頭で行くなよ?道に迷うから」

「わかってるって・・・」



約1時間後・・・

東の沼についたユウキ達。

「ところで・・・・イナルナはいったい何を食べて食中毒になったんだ?」

「・・・・・さ、さぁな・・・・」

ユウキの質問に何故か言葉を詰まらせるオグマ。

「・・・・・・・・おい、何かお前隠してるだろ!?」

「い、いや・・・別に・・・」

さっきとは逆にユウキから顔をそらすオグマ。

「昨日、オグマ様が採ってきたキノコに毒キノコが混じっててそれをイナルナ様が食べてさせたからなのよね・・・・」

と、溜息をつきながら呟くハトホル。

「は、ハトホル!?お前、余計なこと言う―」

ポンッ・・・・・・

と、唐突にユウキに肩に手を置かれるオグマ。

「・・・・ほぅ・・・そんなことがあったのか・・・・」

と、微笑みながら・・・でも、額にはくっきりと癇癪筋を浮かべて・・・オグマに話しかけるユウキ。

「・・・・は、ははは・・・・いや、別に故意にやったわけじゃないんだし・・・・いわゆる不可抗力って―」

「どこが不可抗力だ!!」

ドンッ!バシャッ!

「うわっ!?」

と、ユウキに後ろから押されて沼に落とされるオグマ。

「お、溺れ・・・」

「心配するな、仮に溺死してもクスハがバルキリーで蘇らせてくれる。3万ゴールドと交換だが」

「そ、そういう問題じゃな・・・」

「お、お兄様、そろそろ助けてあげた方が・・・・」

冷や汗を流しながら、ユウキに言うクスハ

「そーだな・・・・」



「はぁはぁ・・・・死ぬかと思った・・・」

と、沼から助け出されたオグマ。

「おい・・・・もし、今度こんなことがあったら容赦なくグングニルを投げつけるからな!?」

「わ、わかってるって・・・・」

と、ユウキに言ったオグマだが、

(それは自分がイナルナのことが好きですって言ってるようなものだぞ?)

と思わず心の中でツッコミを入れてしまった。

「ところで薬草探すんでしょう?どんな薬草なんですか?」

と、もっともなことを言うハトホル。

「そうだったそうだった・・・オグマを責めてる場合じゃないな・・・・クスハ、どんな薬草なんだ?」

「え~と・・・それは・・・」

ガサッ

「え?」

と、クスハが草むらの方を見ると・・・

「・・・・・ゾンビ!?」

と、ゾンビの群れが迫ってくる。

「なんで沼にゾンビが・・・・?」

「なるほど・・・確かに危険だ・・・」

「納得してる場合か!」

とか言ってる間にゾンビが迫ってくる。

それに応戦するユウキ達

「・・・ちっ!斬っても斬っても涌いて来やがる!!」

おもわず愚痴るオグマ。

「全く・・・・大人しく成仏しろ!」

と、言いつつゾンビを刺していくユウキ。

「きゃあ!お兄様!!」

「クスハ!」

と、ゾンビに囲まれてしまっているクスハ。

だが、

ズバッ!

と、唐突に一人の剣士がクスハを囲んでいたゾンビを斬る。

「大丈夫かい?お嬢さん」

「は、はい・・・・」

「・・・・!イルムか?」

剣士を見たユウキが驚きながら話しかける。

「・・・・ユウキ王子!?なぜここに?」

イルムと呼ばれた剣士も驚きながら言う。

「それはこっちの台詞なんだが・・・・とりあえず、ゾンビを片付けるのを手伝ってくれないか?」

「・・・報酬がない仕事はあまりしないんだが・・・ま、いいだろ!」



数十分後・・・・

ゾンビの群れを片付けたユウキ達。

「ユウキ、そいつと知り合いなのか?」

オグマがユウキに訊ねる。

「まぁ・・・顔見知りぐらいだけどな」

「まさか、ユウキ王子とこんなところで会えるとは思わなかったな・・・」

「俺もだ・・・・何故ここに?」

「地元に住民にここらを荒らしてる盗賊を何とかしてくれって言われてな・・・・その帰り道に見かけたんだよ・・・あんたは何故ここに?」

「実は・・・・」

ユウキはイルムにここにいる理由を説明した。

「なるほど・・・・それなら俺もついていくぜ?」

「なんでそうなるんだ・・・・?」

「可愛い女の子の危機に黙っているわけにはいかないだろ?」

それを聞いたオグマは、

「・・・・・・・・・・・・・ユウキ、コイツ・・・一発殴っていいか?」

と、言うが・・・

「ほぅ・・・・・誰のお蔭でここまで来るハメになったのかな?」

「・・・・それを言うな・・・・」

と、逆に返されてしまう。

「そしてその後口説いて・・・・」

「オグマ、やっぱ一発ブン殴っていいぞ」

「おう・・・・」

「ちょ、ちょっと待った!女を見たら口説くのが礼儀に決まってるじゃないか!」

「「んなわけあるかー!」」

ユウキとオグマの息の合ったツッコミを受けるイルム。

「ま、まぁ・・・よろしく頼む。イルムと呼んでくれ」

こうして、イルムを仲間にするユウキ達であった。




後書き

作者:3章完せ―

ユウキ:グングニル投げ!!

作者:うわっ!?3度ならず4度までも!?

オグマ:今回も短い方だからだろ

作者:うう・・・・ネタが思い浮かばないんだよ・・・

ユウキ:それ、切実過ぎ・・・・・

作者:だから没キャラだったイルムも出したし

オグマ:身も蓋もない言い方だな

作者:えぇい!ほっとけ!!ついでだからイルムの設定でも下に書くぞ!!

ユウキ:それも行を稼ぐためだがな。

作者:うっ・・・・・・

ユウキ:だいたいお前はFEやったこともないからクラスなんてサイトで適当なのを調べて入れてるだけだろーが

作者:・・・・・・ふっ・・・




と、いうわけでキャラ紹介

イルム 16歳(ユウキより2歳年上)

クラス:フリーナイト

本名はイルムガスト。旅の傭兵。

ユウキとはある事件で知り合った。彼の父の弟はコウヘイの士官学校時代の親友だったらしい。剣の腕前はかなりのもの。

性格は彼の叔父に似て、女好き、口も手も達者。女性と会ったら口説くのが礼儀だと思ってるらしい。ちなみに女性の守備範囲は8歳~50歳と言う(爆)。だが、根はいいヤツである。ギリアムという正反対な性格の兄がいるらしい。