ユグドラシル聖戦記 外伝3

魂入れ替え争奪戦?


あれ以来、ナイトマンはダットサンの死によって職を失い、色んなところを彷徨い歩いていた。そこで、とんでもないものを見つけてしまったのである。

「おい、これがあの噂の………」

「これさえあれば、あの憎っき王女達に復讐できるわ!!!」

「早速行動に移そうぜ!!」

「でもどうやって?」

「………………」



ちょうどその頃……シオン達はというと……

城下町で買い物をしていた。

「え~っと……後はこんなものかしら?」

「そんなに買い込まなくてもよかったんじゃないのか?」

「あら、『念には念を』って言いますでしょう?」

ちょうどそこで、シオンとテンルウはコウヘイにばったり会った。

「コウヘイ様、どうなさったんですか?」

「いや~、グングニルを修理しようと思ってたらついつい忘れて、さっき壊れちゃったものだから修理に……」

「本当に記憶力ないな……お前は………」

「………ほっとけ………」


グゥゥゥ~~~~~~


そこで、シオンのお腹の虫がなったのである。

その音にテンルウとコウヘイはシオンの方を見る。

シオンは恥ずかしくて顔を赤くしている。

「何か食いに行くか。ちょうど昼飯時だしな」

「すみません……………」

「王女のおごりな」

「なんで私がコウヘイ様に食事をおごらなくちゃいけないんですか?」

「だって今俺、金ないし」

「はいはい…………」

そう言って三人は町のはずれにある定食屋に向かおうとしたその時……




「ちょっと待った~!!!!」




その声に振り向く3人。

シオン達の目に入ったのはあの全身タイツの仮面男5人組だった。

「ちょっと!!だから私は女だっつってんでしょうが!!」

失礼ぶっこきました……

全身タイツの仮面男と女の5人組だった。

「誰だっけこいつら……?」

「なんか……見覚えあるような……?」

「俺は初めて見た気がする」

すっかりその存在のことを忘れていたのである。

「我等、ナイトマンを忘れるとは良い度胸をしているではないか!!!」


「お母さん、あの人の格好変だね~」

「見ちゃいけません!!馬鹿がうつるから!!」

「や~いバーカバーカ」


町の子供たちがナイトマンに空き缶やらなんやらをぶつける。

それを見てシオン達は笑っている。

「わ………笑ったなぁ……?」

「王女……今日という今日は覚悟しなさいよ~?!」

そう言ってレッドは見なれない指輪をはめて魔法を唱え出した。

「ホニャララスッパラレ~ロクラクデッタズラワサズラタ~!!!」

その言葉の最後に指輪をシオン達に向けた。

その指輪は異様な光を放ち出したのである。

「キャアアアアアアアアア!!!」

「うわあああああああああ!!!」



その光が消えた時にはすでにナイトマンの姿はなかった。

「いてててて……」

「いたぁい……」

「?!」

シオンは頭をさすりながら大股を広げて立ち上がる。

一方コウヘイはすっと立ち服についた汚れを払い落とした。

テンルウは微かにそのシオンの行動に違和感を覚えた。

「いててて……ったく……なんだってんだよ……って……何で俺が目の前にいるんだ?」

「なんで、私が目の前にいるの?」

「…………どうやら二人とも中身が入れ替わっちゃったみたいだな」

テンルウが冷静に判断してそう言った。

「なんでテンルウは平気なんだよ?!」

シオン……もとい…コウヘイがテンルウに聞いた。

「三人だから、俺だけが助かったんでない?」

「え~?!じゃあ私たち一生このまま?!!」

コウヘイ……もとい……シオンが顔を青ざめてオロオロする。

「それは困る」

テンルウはきっぱりそう答えた。

「お前は何も困らないじゃねえか!!」

「いや、シオンの身体にコウヘイがいるとやりたいことができない」

「おい………そっちの心配してどうすんだよ?!!」




テンルウ×コウヘイ………絵になるわね……




注:ここからは作者の妄想です。


「駄目だ、テンルウ。俺達許婚であってまだ夫婦じゃないんだ!」

「そんなこと関係ないさ、俺はお前が欲しいんだ!!」


ガバッ


そう言ってテンルウはコウヘイを押し倒した。

「きゃあ」

「綺麗だよ……コウヘイ……」

「あ………はぁ~………」




「もしもし~…………?」

はい、なんでしょう?シオンちゃん

「脳みそにウジがわいてません?」

ベ……別にわいてないよ……

「おい作者なんか変な想像しなかったか?」

いいえ、何も…………(滝汗)

「それよりこの状態、どうすれば良いの~?!!」

「王女の胸、重くて……肩が凝る…………」

シオンの叫びが町中に響いた。

そして……コウヘイの小言も………




でも、とりあえず何もすることがないので三人は食事を取っていた。

「でも……んぐ……このままじゃラチがあかねえよな~、あ、その肉もらい!!」

「確かにこのままでは私も困ります、あ、ではそのサラダ私が………」

「だからと言って、不用意に動くと事が事だしな~……その魚、俺のだからな?」

相談しつつ食べ物の取り合いをする3人。

と、そこへコウヘイにところにこの店の従業員がチョコレートパフェを持ってやってきたのである。

「へい。おまち~」

「え?俺、これ頼んでないぞ?」

「あんた……可愛いから……おまけだからね」

「あ……おじさん……有難う~☆」

微かにシオンの氷の視線がコウヘイに向けられる。

テンルウに至っては首をかしげている。

「なんであんなバリバリ男言葉使ってるコウヘイが………いや、身体はシオンなんだけど……おまけされるんだ??」

その時シオンが皿に突き刺したフォークが皿を真っ二つに割った。

「シ……シオン?」

「私は…………一度も…………そんなことされたことがないのに……コウヘイ様のほうが私よりも………女らしいって事なの?!!!」

「王女……俺の身体でなよなよするな……」

「貴方だって私の身体で肉ばかり食べるのやめてくださらない?体重落とすの大変なんですのよ?!!」

「…………王女は少し太った方が良いと思うな………」

「それはお前の価値観だろ?コウヘイ………」

そんな事を言っているテンルウも実は内心…………

<確かにもうちょっと肉付きが良いとなお良いかもな~……>

………などと考えていたりする…………

「あのね………これ以上何処に肉をつけろとおっしゃるの?」

「そうだな~………もう少し腰と太股辺りにつくとなお良いような気がするぞ?」

「腕もついたほうがいい気がする……お前の腕……すぐにでも折れそうなんだもんな……」

「ふ…………二人でして…………」

と………そう言っているところへ




バタン!!




乱暴に店のドアが開いた。

オスカーとキラである。

「シオン様、イナルナさま達のおもりほったらかして、こんなところにいらっしゃったんですか?」

「コウヘイ様、ユーリが怒ってましたよ?」

「なんでユーリが怒ってんだ?」

コウヘイがオスカーに聞いた。

「…………姉上?」

オスカーはすぐに姉の変化に気付いた。

「オスカー……今そこにいるシオンはコウヘイで今そこにいるコウヘイはシオンなんだよ………」

テンルウはキラとオスカーに簡単に説明した。

「はい?」

しかし二人は理解できていない。

「だから………シオンがコウヘイでコウヘイがシオンなの!!わかったか?」

「…………姉上が………コウヘイ様?」

「コウヘイ様が……シオン様?」

「そう言う事」

二人は不満げな顔をしてそう言った。

「はうっ」

オスカーはそのまま卒倒した。

「オスカー様ぁ!!」

「以外と精神力ねえな………オスカーのヤツ……」

「オスカー……大丈夫?」

「シオン……今のお前じゃオスカーを癒せないって………」




オスカーも気をしっかり持ち、今の状態を把握し、オスカーは原因を調べた。

「多分、禁呪「精神交換」の仕業だと思います」

「禁呪……」

その言葉にテンルウは反応した。

テンルウには禁呪が関わった事件を一つ知っていた。

そのせいで「禁呪」と聞くと怒りがわいてくるのである。

「で、その禁呪……どうすれば元に戻せば良いの?」

「え~っと………もう一度術にかかれば元に戻るみたいです」

「そうしたら……あの変態5人組を捜せばいいんだな?」

テンルウは何故かいつも以上に熱が入っている。

「術は指輪と言う形で存在しています。その指輪を壊せば禁呪は封印されます」

「元に戻してから壊す必要があるみたいね………」

「早速、あいつ等捜そうぜ!!」




「ちょっと!!作戦と違うじゃない」

「俺達はあいつ等と身体をとっかえなきゃならないのに、なんであの脳みそウニ王子と王女が入れ替わるんだ?」

「説明書ちゃんと読んだのか?」

そう言ってブルーは説明書をパラパラとめくる。

「あ!!あった!!「おかしいなと思ったら……」今からいくつか質問するから「はい」か「いいえ」で答えてね」

「………………はい」

「まず………「正しく呪文を言いましたか?」

「言った!!」

「やましい気持ちで呪文を唱えませんでしたか?」

「そんなことはない!!!」

「これはちゃんとした「精神交換」の指輪ですか?結婚指輪じゃありませんよね?」

「…………俺は独身だ!!!そうさ……あのアリストの王子みたいに可愛い嫁さんいないさ!!!悪ぃかよ?!!」

「もう30代半ばなのにね~……」

「レッド……私がいるわ………」

「じゃ……続きを……相手にちゃんと向けて放ちましたか?」

ピンポーン

「貴方は人間ですか?」

ピンポーン

「そろそろ腹が立ってきませんか?」




・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・




「………他には?」

「え?あー………これに該当しない場合は不良品と言う可能性があるので、お近くの暗黒教団司教までご相談下さい………だって……」

ナイトマン達はしばらく固まった。


「要するに不良品ってわけだ!!!でも不良品って言うだけで……完全に壊れちゃいない………………数撃ちゃなんとやらだ!!いくぞ!!」

「おう!!!」




その後、ユーリ・キイナ・ショウ・ヨウスケの手を借り、ナイトマンを捜すシオンご一行様。

しかし、その姿はいっこうに見つからない。

コウヘイとシオンの怒りもだんだん溜まってくる。

「だぁぁぁぁぁ!!!!いいかげんにせいっちゅうの!!!!」

「もういやですわ!!!自分の身体に戻りたい~!!!!」

そして……爆発した。

「どうでも良いけど、この胸!!何とかなんないのか?!重くて重くて……肩が凝るぜ!!」

そう言ってコウヘイは大きな胸を両手で支えた。

「てめぇ……シオンの胸に触ってる上に文句を言うなんて上等じゃねえか!?」

「しょうがねえじゃねえか!!今は俺の身体だ!!」

「…………何かその言い方……なんかむっちゃくちゃ腹立つな………」

「ケンカしないで下さい!!こんな時に!!!」

「王女……大丈夫よ……きっと元に戻れるから……」

「シオン様~……泣かないで下さい~………」

「うう…………」

「コウヘイ………女のつらさ、少しはわかった?」

ユーリが少し睨みつけるようにコウヘイに言う。

「………うん………」




「おい!!!そこの集団!!!」




その聞き覚えのある声に一行は振りかえる。

そこにはあの変態全身タイツの馬鹿な5人組が立っていた。

「あ!!あいつら!!てめえらのおかげでとんでもない目にあったじゃねえか!!」

「禁呪……消去させてもらうわ!!!」

シオンとコウヘイに怒りゲージはますます上昇していく。

「王女、随分とまぁ………男らしくなったなぁ?」

「トラキアの馬鹿王子も随分知的な顔になったねぇ?」

そう憎まれ口を叩くナイトマンイエローとグリーン。

「なによ!!黄色と緑のくせに!!特に緑!!あんたは一人で光合成でもやってれば良いのよ!!葉緑体みたいな色して!!」

「黄色、お前は一人でカレーでも食ってろ!!」

「こ……光合成………」

「カ……カレー………」

それを聞いてナイトマンの残り3人とテンルウ達は笑っている。

「ふ……まあいい………王女……俺達にその身体をよこせ!!」

「………その言い方もむちゃくちゃ腹立つな………!!!」

さっきから妖しい言葉が散乱している気がする………。

そう思うのは作者だけか?

まぁいいや………

「ふっ………核と細胞質とミトコンドリアまでもが腐りきった馬鹿にそんなことできるのか?」

「コウヘイ………核と細胞質とミトコンドリアって何か知ってていってるのか?」

「そのくらい知ってるわ!!!!」

「ミトコンドリアってあの核にエネルギーを与えてる他の細胞とは別の遺伝子を持ったアデノシン三リン酸を構成している微生物みたいなものですよね?」

シオンが真面目に答える。

「映画のネタにもなったよね~」

「パラ○イト・○ヴだっけ?」

「あれね~……すごいらしいよ?」

「作者がわざわざビデオ借りてきてみたらしいよ?」

そんな感じの内輪ネタが飛び交う。

「お前等、俺たちを無視するなぁ!!」

「くっそ~…………ピンク!!やれ!!」

「はい!!…ホニャララスッパラレーロクラクデッタズラワサズラター!!!!」

ピンクの魔法が光を放ち、辺りを照らした!!




「きゃあああああああああああああああ!!!」

「うわあああああああああああああああ!!!」




「いって~………」

「この魔法……ある意味すごくいたいですわ……」

そう言ってシオンとコウヘイはお互いを見た。

「あ!!元に戻ってる!!!」

「あ~……私の身体ですわ~☆」

二人は手を合わせて喜んでいる。

「………シオン」

テンルウがシオンの肩をポンポンっと叩く。

そしてシオンは後ろを振り返った。

「何で私がショウになるの?!」

「どうして僕がユーリに……」

「きゃ~☆オスカー様の身体だぁ☆嬉しいぃ☆」

「キラ……何で喜んでるの?」

ショウとユーリ、キラとオスカーが入れ替わっていた……。

「くっそう……また失敗だ……」

「もう一度だ!!はぁっ!!!」

再び指輪から光が放たれる。

「…………あら?ひょっとしてオスカー?」

「姉上……」

「何で私がヨウスケと入れ替わるの?!」

「キイナ王女……以外と胸がない……」

「げ!!何で俺が脳みそ醗酵ヨーグルトの身体に………」

「テンルウ………なんだよその『脳みそ醗酵ヨーグルト』って……!!!」

シオンとオスカー、キイナとヨウスケ、テンルウとコウヘイが入れ替わった。

「また失敗よ!!」

「数撃ちゃ何とやらだ!!もういっちょ!!!うりゃあ!!」




ドーン!!




「シオンの身体っていつ触っても柔らかい肌ですべすべしてるよな~☆」

「いや……あの……」

「この際反対でも良いかな~……」

「………テンルウ様?」

「これって……キイナ王女?」

「どうやら私とユーリが入れ替わったみたいですわ……」

今度はシオンとテンルウ、ユーリとキイナが入れ替わっていた。

でもって……

たまたま近くを歩いていたカンピナスとショウが入れ替わっていた………

「カンピナス!!何でこんなところにいるの?!」

「ショウ、お前こそなんでこんなところで……」

「シオン様~……ショウとカンピナス王が入れ替わってます~!!」

ヨウスケが少し笑いをこらえてシオンに報告する。

「獅子王……何故こんなところに………」

「ここ……グランビアの国境近くの街ですよ?」

そう。ここはナディア近くの有名な商業街だった。この町は色々な国の名産物などを多く輸入して売っている町なのである。

「俺はたまたま買い物に来ただけだ!!」

「何を買いに来たんだ?」

「モニカに………プレゼントを………」

「あ~………そういえばもうすぐモニカの誕生日だった!!!」

ショウが何かをひらめいたかのようにポンっと手を打つ。

「くっそう…………何度でもやってやるぅ!!!うりゃあ!!」




「うわあぁぁぁ!!!」




「今度はどうだぁ!!」

ナイトマン達はシオン達を見た。

「あ?これってシオン王女の身体か?結構胸でかいな………」

そう言ってカンピナスはシオンの身体の胸を掴む。

「どうやら私とカンピナス王が入れ替わったみたいですわ……」

「……テンルウ王子?!」

「こらぁ!!獅子王、シオンの胸に触るなぁ!!それは俺のだぞ?!」

「……いつから?」

「逢った時から」

「ショウ……僕達ってあんまり変わり映えしないね………」

「そうだね~、背丈も似てるしね」

「コウヘイの身体って……なんか頭がぼやけてくる……」

「ユーリ……」

「今度こそ~………おりゃあ!!!」




「ぎゃあああああああああああ!!!」




「だりゃあ!!」




「ぐわあああああああああああ!!!」




こんなことが何度もくり返された。


「あれ?何ともないぞ?」

「私も元の身体だわ」

「皆、元に戻ったんだわ」

シオン達は全員元の身体に戻ることができ、喜んでいる。

「レッド………」

「今度は俺達が入れ替わったみたいだぞ?!」

「くそう……もう一度だ!!はぁ!!」


スカッ


「あれ?もう一回だ!!はぁ!!」


スカッ


指輪は間の抜けた音しか発さない。

「え~っと、「スカッ」という音がなったらお取替えのサインです……新しい「精神交換」の指輪をお求め下さい……自然に優しい詰め替えパックもあります…だってさ………」

「洗剤かよ………」


カツン


その靴の音と共にナイトマンは寒気を感じた。

そして恐る恐る後ろを振り返った。


そこにはキレたシオンが黒のボンデージ姿で立っていたのである。

「ボ…ボンデージ………」

「SM………女王様……」

「聖女が………黒いボンデージ着てるよぅ……」

「いつのまに着替えたんだ?」

「鞭持ってるよぅ………」



ビシッ


シオンは地面に鞭を叩きつけた。

その仕種を見てナイトマン達の顔が一気に青ざめる。

「さぁて………どう料理して欲しいかしら……?荒縄もロウソクも鞭も三角木馬も用意してあってよ?」

「ひぃぃぃぃぃぃぃ…………」

ナイトマンにはすでに恐怖と言う二文字しか用意されていなかった。

「でもその前に………」

「今までよくももて遊んでくれたな?」

「臣下が王に立てつくとは………」

「俺の大事なシオンに良くもあんな仕打ちを……」

コウヘイ・テンルウ・カンピナスがそれぞれグングニル・バルムンク・ミストルティンを構えてナイトマンに近づく。

キラもイチイバルを構えている。

ナイトマン達はシオン達に囲まれ籠の鳥状態になってしまった。

「覚悟なさぁい………」




どてぼきぐしゃぁ!!




ナイトマン達のその後を知っているものは誰もいない………




☆さらに長い後書き☆(すでに座談会の域です)




作者:やっと終わった………

シオン:もうあんなのはこりごりですわ……

テンルウ:全くだ……

シオン:でも、作者。本当は別のネタだったんですよね?

作者:本当はシオンがナイトマンの作った惚れ薬のせいでコウヘイに惚れて大変なことになる予定だったんだけどね。それじゃあ、あまりにもコウヘイが不幸すぎるからやめたんだよ。

コウヘイ:それは不幸だ!!

テンルウ:………んだとぉ?コウヘイ……シオンに惚れられるのがそんなに嫌か?あぁん?

コウヘイ:そうじゃなくて!!王女に惚れられるのは別に良いとして、お前に八つ当たりされるのが不幸だって言ってるんだ!!!

テンルウ:お前以外の誰に八つ当たりしろって言うんだよ?

コウヘイ:ショウとかヨウスケとか他にもいっぱいいるだろうが!!

テンルウ:ショウは俺の教え子だからそんなことしないし、オスカーは俺より年が1つ上だけど大事な弟だし、ヨウスケはなんとな~くいじめ甲斐がなさそうだし、女に八つ当たりするなんてそれこそもってのほかだし、マルスは別の意味でいじめると楽しいし………そう考えてみるとお前以外に八つ当たりできるやつなんていないんだよ………

コウヘイ:………………

シオン:そういえば外伝ではキイナ王女・ショウ・ヨウスケ・カンピナス王が初登場でしたわね(コウヘイを完全に無視)

コウヘイ:王女………無視はないだろ?

シオン:別に?

コウヘイ:…………俺って…………

カンピナス:あんな登場のしかたはちょっと獅子王として不服だな。

ショウ:そういえば………中身が入れ替わった時って……声も入れ替わるんですか?

作者:いや?身体に別の魂が入ってるだけだから声事態は変わっていないけど声の出し方は変わっているね。例えば、シオンの中にコウヘイが入ったときはシオンのあの声の状態をそのまま低く出した感じ。コウヘイの中にシオンが入った時はコウヘイの元の声の状態のまま裏声にした感じ。シオンの声ってオペラ歌手並に高い声だからね。だからめちゃくちゃ高くなるのよ。

ショウ:へぇ~………そうなんですか~……

作者:あとは喋り方だね。

キイナ:今度はシリアスな外伝に出たいな……

ヨウスケ:外伝2なんてこの上ないほどシリアスですしね。

カンピナス:テンルウ王子が主人公だしな

テンルウ:あのな………その外伝のせいで……俺は……シオンにお預けされたんだよ!!二ヶ月も……

コウヘイ:結局お預けされたのか………

ショウ:お預けどころか……抱きつき・キスすら禁止されてます。

ヨウスケ:要するに……「触るな」と………

テンルウ:………シオンに触りたいよ………

カンピナス:体が入れ替わった時に触ってたじゃんか………

テンルウ:そう言う問題じゃないの!!!

シオン:…………………

テンルウ:シオン………そろそろお預け解除してよ……

シオン:……………考えておきますわ

ショウ:まだしばらく駄目そうですね

ヨウスケ:やっぱり「ちんちくりん」と「年増」が……

キイナ:………変な夫婦

カンピナス:さて……モニカのところにでも行くか……

テンルウ:獅子王……後で殺す………