異法人の夜-Foreigners night-

-外伝-
文化祭のホットタイム
 ――――2002年、秋。

 来るべき文化祭に備え、朝月学園は準備期間に入っていた。
 学校が総出となり執り行う一大イベント。
 そのせいか、秋だというのにどこか暑い。
 生徒たちの熱さが外に溢れ出ているようだった。

「なんか面白いことやりてぇなぁ」

 食堂にて。
 いつものように食事を取っていた梢が、不意にそんなことを呟いた。
 すかさず、隣でカレーを食べていた吉崎が反応する。

「まーた始まったよ、倉凪の突発的面白症候群」
「なんだよ、その変な病名はっ」
「俺命名~」
「勝手に作んなっ!」

 梢のツッコミに吉崎は肩を竦める。
 正面に座ってうどんを食べていた藤田が、顔を上げた。

「でもよ、その気持ちは分かるぜ。何かこう、思い出に残るようなことしてぇよなっ」
「おう、さすが藤田。お前なら分かってくれると信じていたぜっ」
「あたぼうよ。さ、分かってやったからお前の弁当ちょいと寄越せ」
「それ目当てかっ!?」

 ちなみに藤田は梢がツッコミを入れている間に、梢の弁当箱から里芋を抜き取った。
 油断も隙もあったものではない。
 何故か梢の弁当は人気が高く、狙われやすい。
 そのため、こうして特に気心の知れた連中と昼を共にする。
 そんな彼らでさえも、梢の弁当に手を出さずにはいられないらしい。

「ん~、相変わらず美味。お前、やっぱ将来は調理師目指せ」
「喫茶店とか小料理店開けよ。俺ら食いに行くから」
「……開くにしても、お前ら入れたくはねぇな。毎回ツケにされそうだ」

 藤田と吉崎は、隙さえあれば梢の弁当を空にしかねない。
 等価交換ということで、彼らが買った学食のメニューを分けてはくれるのだが。

「で、何をするつもりなんだ?」

 これまで話に加わっていなかったもう一人、斎藤が口を開く。
 ちなみに彼は、量より質派。
 滅多に梢の弁当には手を出さないが、時折一番自慢の逸品を掠め取っていく。
 ある意味、他二人よりも油断がならない。
 なにしろ忘れた頃に動き出すのだから。

 梢はニヤリと笑った。
 既に思案はある。
 斎藤もそれを見越して尋ねているのだ。

「バンドだ」

 意味もなく、自信満々の笑みを浮かべる。
 吉崎ら三人の反応は微妙なものだった。

「倉凪君ー、友人一号として君に質問したい」
「なんだね我が朋友吉崎」
「お前さ、何か楽器出来んの?」
「出来ねぇよ?」

 何故か疑問系で返す梢。
 吉崎はわざとらしく、大袈裟に溜息をついた。

「どうすんだよそれでー! 俺と藤田は多少出来るけど、発案者が出来なきゃしょうがねぇだろ?」

 ちなみに吉崎は何かと多趣味な人間で、色々なものをかじっている。
 楽器も、ピアノやギターを弾くことが出来るのだ。
 藤田は吉崎に感化され、ギターとドラムの心得が少々。

「……いや、倉凪はボーカルをやればいいんじゃないか」

 と、斎藤が助け舟を出した。
 よく皆でカラオケに行く際、梢は割と高得点をたたき出す。
 仲間内でも、梢は歌唱力が高い方なのだった。

「でも斎藤、ボーカルとギターとドラムって組み合わせは……」

 藤田が疑問の声をあげる。
 この組み合わせだと、何やら中途半端な気がする。

 しかし、斎藤はラーメンを食べながら淡々と告げる。

「ベースは高坂が経験アリと言っていた。キーボードは確かあのメガネが出来たな」

 メガネとは綾瀬由梨のことらしい。
 梢たちは「お前もメガネだろ」と思ったが、口にはしない。
 斎藤と由梨の不仲は有名なので、下手に突っつくことはしないようにしているのだ。

「ってことは、二人誘うとしたらボーカル、ギター、ベース、ドラム、キーボードか。なかなか良い感じじゃねぇか?」
「本当はお前がギターとか弾ければもっと良かったんだけどね」

 吉崎のツッコミに、梢は乾いた笑いを漏らす。
 視線が明後日の方にいっている辺り、ちょっと申し訳なく思っているようだった。





「ああ、いいよ。クラスのTシャツ店の準備は順調だし」

 教室に戻り、雅に応援要請をしたところ、即座にOKが出た。
 彼女はクラスの委員長として忙しいのだが、それでも快く頷いてくれた。
 梢たちと親しいこともあるが、雅自身もバンド計画に乗り気らしい。

「メンバー構成は今のところどうなってんだい?」
「あー、ええっと。
 ボーカル:俺
 ベース:お前
 エレキギター:吉崎
 ドラム:藤田
 黒幕:斎藤
 ……んで、綾瀬がキーボード出来るらしいから、出来れば誘いたい」
「黒幕ってのが気になるけど……ま、いいか。由梨にはあたしから言っとくよ」
「おう、サンキュ」
「でも場所はどうすんだい? いきなりバンドやるなんて言っても、ステージがあるわけじゃないしね」

 雅の疑問に梢は心配無用、と答えた。

「これから話つけてくる。駄目なら某切腹するつもりでござる」
「……あんた、昨日の『戦国一代馬鹿男』見てたでしょ」

 そんな他愛もない会話を切り上げ、梢は次の場所へと向かった。
 こうした企画には強力な後ろ盾が必要である。
 それを、これから作りに行かなければならなかった。





 朝月学園高等部は、生徒主体で動く学校である。
 特に体育祭や文化祭などの企画、部活動の取締りなどは生徒会が全て担当していた。
 故に、文化祭で一騒動起こすつもりならば……生徒会をバックにつけておいた方がいい。

 梢は生徒会室の扉を開けた。
 中は薄暗く、曰くありげな教授の研究室のような雰囲気がある。

「そろそろ君が来る頃だと思っていたよ」

 待ってましたと言わんばかりに、手を組みながら微笑む男。
 生徒会長、山王寺聡一郎である。
 なにやら生徒と言うのが憚られるような、不思議な貫禄の持ち主だった。

「君のことだ。文化祭で何かやらかそうという腹なのだろう?」
「さすが会長、察しがいい」
「私はニュータイプなのだよ」
「……あまり冗談に聞こえないんすけど」
「ふふふ」

 薄く笑う表情が怖い。
 梢は気を取り直して、今回の計画のことを打ち明けた。
 山王寺はいちいち「ふむ、ふむ」と相槌を打ちながら聞いている。

 やがて梢が企画の全貌を語り終えると、山王寺は手元の扇子を広げた。

「なるほど、仔細は分かった。つまり、バンドのためにステージを用意したいと」
「ういっす。どこかスペースさえ用意してくれれば、後はこっちでやるんで」
「ふむ。それはいかんな」

 キラリと、眼鏡の奥の双眸が梢を捉える。
 冷たく並んだ瞳は、厳しさを備えていた。
 思わず梢はたじろぐ。

「な、何かいけなかったっすか?」
「ああ、実に良くない」

 深い溜息をつき、山王寺はカーテンを開いた。
 窓の外には、準備に励む生徒たちの群れ。
 それを、まるで愛しきものを見るかのように、山王寺は見つめた。

「……君は何事にも、人の助けをあまり借りようとはせんな」
「え?」
「土台さえ用意してもらえば、残りは全て自分一人で作り上げようとする。君はそういう男だ」
「は、はぁ」

 突如始まった山王寺の説教に梢は面食らった。
 どう反論すればいいのかも分からず、ただ黙って聞くしかない。

「文化祭まで、残り十日だったかな」
「確か、そうだったかな……」

 梢はスケジュールに関してはひどくいい加減なので、その辺りは詳しく覚えていない。
 だが山王寺の記憶力は確かなので、間違いはないだろう。

「嘘だよ。八日後だ」
「……」

 山王寺は性格がちょっと悪かった。
 斎藤が進化するとこんな感じになるのかもしれない。

「それだけの期間で、いきなりバンドをやろうという」
「……」
「練習期間は八日だけだ。それを、設営に使うのは宜しくない」
「……ええっと、それじゃ?」

 梢は山王寺が何を言おうとしているのか、いまいち分からない。
 そんな梢に、山王寺は存外優しい声で告げた。

「設営はこちらに任せてもらおう。――――たまには人を頼りたまえ」

 最初、梢はその言葉を理解できなかった。
 次第に意味がのみこめてくると、慌てて首を振る。

「い、いやいや別にいいっすよ、そんなこと!」
「遠慮するな。私も君たちの企画に参加したいのだよ。生徒会長ではなく、山王寺聡一郎としてね」
「……そう言われると、何か断わりにくいな」
「断わらなくていいのだ。なに、設営には生徒会ではなく、有志で人を集めるとするよ」

 そう言って、山王寺は不敵な笑みを浮かべるのだった。





 休日、榊原家の私有地である山。
 町中から遠く離れた場所にある山中の小屋にて、梢たちは最初の練習に集まっていた。
 秋風市には生憎とライブハウスはない。
 学校も、軽音楽部が使っているため場所はなかった。
 そのため、思い切り騒音を立てても文句の来ない榊原家の山を借りたのである。

「いやー、山の空気が気持ちいいねー!」

 雅が気持ち良さそうに、うんと背を伸ばす。
 隣にいる由梨がどことなく不機嫌そうなのは、斎藤の姿があるからだろう。
 ちなみに暇つぶしについて来た沙耶は、携帯ゲームに熱中していた。

 男性陣はというと、藤田は早速持ち込んだ楽器の調子を確認しているようだった。

「うん、いい感じだ。榊原さん様々だぜ!」

 ここまでは楽器共々榊原が送り届けてくれたのである。
 帰りの時刻になったらまた来ると言い残して、榊原は去っていった。

「これだけ叩いても苦情は来ない。うってつけの練習場所だぜ」
「ライブハウスがあれば良かったのだがな……」

 斎藤は不服そうな表情で、ペンを走らせている。
 彼は作詞作曲担当であり、文化祭までに三曲か四曲作り上げると公言していた。
 現に一曲目は既に完成済みである。

 そんな中、どことなくげっそりしているのが二人。

「ん、どうしたんだよ倉凪に吉崎」
「い、いや……この山には、この小屋には色々とな」
「ああ。思い出すよなぁ……俺、倉凪と違ってただの人間なのに、よく耐えられたもんだよ」
「でも元々普通の人間用の流儀なんだよな」
「……現実を思い返すと、たまに師匠という存在のイレギュラー性が怖くなるよ」

 などと呟きあっている二人の周囲には、暗いオーラが漂っている。
 この小屋にかなり嫌な思い出があるらしい。

 そんな二人の背中を沙耶が景気よく叩いた。

「きゃははー、二人とも辛気臭い鈍臭いー! 早く練習しようよ!」
「水島ちゃん、あんたに言われると何かこう、やるせないんすけどっ!」

 吉崎の叫びが、山に少しだけ木霊した。





「初合わせにしては、上出来じゃない?」

 雅の感心した声が漏れる。
 彼女の言葉に異を唱える者はいない。
 つまり、この場に居合わせた全員がそう思ったのだ。

「この調子なら、文化祭まで練習すればかなり良い感じになるんじゃないかい?」
「そうだねぇ。高坂ちゃんも綾瀬ちゃんも上手だし」

 吉崎が女子二人に賞賛の言葉を送る。
 彼は二人の実力を知らなかったため少々不安だった。
 が、それをいい意味で裏切られた。

「……ふん、演奏するのが斎藤の曲というのは気に入らんがな」
「駄目だろ由梨。そんなことで文句言ってちゃ始まらないよ」

 由梨は相変わらず不機嫌だったが、演奏はしっかりとやってくれた。

「なぁなぁなぁ」

 藤田が落ち着きなくドラムを叩きながら声を張り上げる。

「もっと練習しようぜ。今大分気分良いし、ノリに乗ってやれるだけよ」
「そうだな。倉凪、声大丈夫か~?」

 思い切り声を張り上げていた梢に、吉崎は念のため声をかける。
 だが、それは不要のことだった。

「当たり前だ。初回でこんだけやれたんだ、今日一日、ぶっ倒れるまで練習するぜ!」
「お! 倉凪、張り切ってるねぇ」

 雅の声に、梢はマイクを高々と掲げて応える。
 普段は存外保守的な一面のある梢だが、一旦ノリに乗るとどんどん熱くなる性質なのである。

「おっしゃあ! んじゃ、いくぜぇぇ!」

 ――――こうして文化祭当日まで、梢たちの猛練習は続けられたのであった。





 朝月学園は広い。
 小学校から大学までが広大な敷地の中にまとめて存在するのだから、その巨大さは並ではない。
 その学園が一面、お祭りの色に染まっている。

「いらっしゃい! 焼き鳥いかあっすかぁ~!」
「いやいやお兄さんお姉さん、こっちの鯛焼きの方が美味しいですよぉ~!」
「馬鹿言っちゃいけねえ! 紳士淑女の皆様、是非ともうちのクラスのたこ焼きを!」
「営業妨害するなよD組、E組!」
「ああん? そっちこそ、うちの商品に難癖つけてんじゃねえ!」
「やるかコラァッ!」

 と、このように盛り上がっている。
 盛り上がりすぎて少々問題が起きそうになる場合もあるが、

「止めろお前ら」

 喧嘩になりそうだった三クラスの間に、梢が立っている。
 やくざのような目つきでそれぞれ喧嘩腰になっていた生徒たちを睨む。
 すると、彼らはあっというまに大人しくなった。

「おう、それでいい。喧嘩すんなよ、お客さん引いてるじゃねーか」
「へいっ、すみません親方!」
「誰が親方だ誰が……」

 やれやれ、と梢は嘆息する。
 生徒会の一員でもある彼は、こうして文化祭中の治安維持に務めている。
 梢だけではなく、山王寺率いる生徒会は皆そうしているのだ。

「でも倉凪さん、大変ですね。こうして見回りなんて」
「お前らみたいなのがいなけりゃ楽なんだけどな。ま、色々回れて楽しいけど」

 言いながら、梢は焼き鳥、鯛焼き、たこ焼きを一人分ずつ買った。

「そういえば倉凪さんたちライブやるんでしたっけ?」
「お、よく知ってるな」
「いつ頃やるんすか? 生徒会の仕事終わってからっすか」
「生徒会の仕事は文化祭終わるまでは終わらないぞ」
「え、それじゃライブ出来ないんじゃ……」

 怪訝そうに首を傾げる後輩へ、梢はにやりと笑ってみせた。

「ま、面白いもん見せてやるって。興味あったら来てくれよ」

 そう言って、梢は別の場所へと向かう。
 その背中を見送りながら、後輩の一人は文化祭のプログラムを見た。

「おっかしいな。ライブのことなんかどこにも載ってないぜ」
「でも本人やるみたいなこと言ってたじゃん」
「うーん……?」

 謎は深まるばかり。
 結局この謎が解けるには、数時間の時を必要とした。





 文化祭も終わろうという時間帯。
 既に空は暗くなりつつある。
 文化祭を見て回った一般客も、そろそろ帰ろうという頃合だった。
 各クラスも片付けに入っている、そんな段階である。

「あー、今日は随分遊んだなー」

 一年生の教室では、倉凪美緒が背を伸ばしている。
 一日遊びまわって疲れたのか、やや眠そうな表情だった。

「あらら、美緒ちゃんもう寝ちゃうんだ?」

 と、隣に座る冬塚涼子が意味ありげに微笑む。
 この頃二人はまだ同じクラスであり、席も近かった。

「もうって……だいたい見たじゃん。もう疲れ……ふああぁ」
「ま、無理もないけどね。美緒ちゃんに付き合ってたら私もえらく疲れたし」
「いいじゃん、楽しかったんだからさ。早食い対決とか」
「そうね。でも、一番のイベントがそろそろ起きるはずよ」
「一番の……?」

 美緒が首を傾げた、その瞬間。

『ピンポンパンポーン!』

 やたらと元気のいい声が、全校に流れる。
 この声には美緒も聞き覚えがある。
 水島沙耶のものだった。

『えー、ご来場の皆様。老若男女の皆様。紳士淑女の皆様。これから、燃え尽きるほどにヒートなライブを行いたいと思いますっ!
 会場は体育館裏手にある雑木林! 興味のある方は、是非ともご来場ください~!』

 そのことを何度か告げて、放送が切れた。

 刹那、雑木林から花火が打ち出される。
 それも、一個や二個ではない。
 夏祭り、花火大会などと同様のボリュームである。
 ここでライブを行うと、言い表しているかのようだった。

「な、何あれっ!?」

 眠気も吹っ飛んだのか、窓から見える光景に美緒は息を呑んだ。
 涼子は面白そうにそれを眺めている。

「先輩たちの仕業よ。美緒ちゃん、行ってみる?」
「モチのロンっ! あたりききたりきたたりきしゃかりきっ!」

 何を言っているのかは分からないが、美緒は既に行くつもり満々のようだった。
 他の客たちも、何事かと雑木林の方へ足を向ける。

 数分後、文化祭の客の大半が雑木林に集まっていた。





 雑木林にはかなり大掛かりのステージが設けられていた。
 用意された椅子の数も並々ならぬものがある。
 これを教員には無断で、自らの裁量でやってのけた辺り、山王寺聡一郎は只者ではない。

「やってくれたわ」

 これを見た一戸は、呆れを通り越して笑うしかなかった。

 今舞台の上には、数人の男女が立っている。

「皆さん、どうもこんにちは!」
「こんにちはっつーか、今晩はだよな?」

 梢の挨拶にツッコミを入れる吉崎。
 観客席にドッと笑いが起きる。

「えー、今日は朝月学園文化祭、存分に楽しんでいただけたでしょうか」

 梢の問いかけに、客席から肯定の声がいくつかあがる。
 それを聞いて満足そうに頷きながら、

「今日文化祭に来てくださった皆さんに、最後のデザートとして俺たちのライブを用意しました!」
「ところで皆さん、甘いデザートは好きですかー?
えー、好き? んじゃ無茶苦茶甘いのは? もっと好き!?」

 だったら、と吉崎はマイクを片手に叫ぶ。

「甘くはないけど、無茶苦茶濃いデザートにしましょうやぁ!」

 おおおおおおおぉぉぉぉっ!

 会場内に熱がこもってきた。
 ライブのスタートを切るには絶好の雰囲気。

 梢はそれを見逃さない。

 瞬時に他のメンバーに視線を送ると、全員が頼もしげに頷いてくれる。
 練習も散々したし、もはや恐れるものは何一つなかった。

「では俺たち『Hot memory』のライブ、心行くまでお楽しみください!」

 梢の声と同時に。
 熱い熱い、演奏が始まったのだった。