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ローマ人の物語/アントニヌス・ピウス

 賢帝の世紀・下巻はハドリアヌスの生涯の続き、そしてアントニヌス・ピウスについて触れられています。五賢帝最後の一人については、番外編を挟んだ後になります。
 昨日はトライアヌスとハドリアヌスが好対照だと書きましたが、ハドリアヌスとアントヌス・ピウスも好対照と言えますね。トライアヌスとアントニヌス・ピウスが似ているというわけではありませんが。
 同じ五賢帝でも、彼らは大分違ったタイプの皇帝たちでした。それが皆「賢帝」とされたのは、現実に即した対応能力の高さという共通点があったからでしょう。自分に合ったやり方で、そのときの帝国に合った統治を実施する。言葉にすると簡単ですが、実際は非常に難しいことだったのではないかと思います。ケース・バイ・ケースを重視したとされるローマ人らしいような気もしますが。
 そして次回は番外編。このシリーズで度々触れられている、ローマのインフラについての内容になります。

ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉 (新潮文庫)
ローマ人の物語〈26〉賢帝の世紀〈下〉 (新潮文庫)塩野 七生

新潮社 2006-08
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おすすめ平均 star
star皇帝にも色々いる
starあまりにも良い仕事をしすぎた逸品。

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