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日暮の旅行日記・京都&大阪2008/第22話「大阪ウォーズ・フォーエヴァー」

 今回は、あえて写真なしでお届けします。
 長かったこの旅行日記も、今回でおしまい。
 さてはて、どんな結末を迎えることやら……。

 USJを満喫した俺たちは、そのまま駅には向かわず、途中で休憩していた。タコ焼きを喰ったり、旅行の思い出を語り合ったりしていた。
 そうして「そろそろ駅へ行くか」と歩き始めた矢先、最後のUSJ四天王(前回参照)が現れたのである。
 今はもう本当の名前が思い出せない。
 それでも、俺たちの旅行に、最後の盛り上がりをくれた愛すべき大道芸人。
 俺たちは彼を「Mr.オクレ」と呼んでいる。
 最初は人が集まっているから興味本位で近寄っただけだった。最初はオクレ兄さんが一人でパフォーマンスをやっていたのだ。鞄から何本もの瓶を取り出したりと、広場でやるのに適した"魅せやすい"芸だったことは記憶している。
 それが変わったのは緑の存在によるところが大きい。確か観客を使った輪投げみたいなので、緑がオクレ兄さんの眼にとまったのだ。ノリの良い緑の動きと対応を見て「こいつは出来る!」と確信したに違いない。
 観客の中から四人が選ばれて、即興ながらオクレ兄さんと共に大道芸をすることになった。その最初の一人が緑だ。
 多分疲労具合からいって、緑自身は相当きつかったろう。
 だが、見ているこっちは面白かった。休憩時間のときよりも体力が回復したような気分になったね。多分ぴーたーも似たような心境だったのだろう。
 どれぐらいの時間が経ったのか。Mr.オクレの芸が終わり、アシスタントを務めた緑は酢昆布を貰っていた。後日聞いたところによると、ちゃんと食べたらしい。どんな味がしたのかは、ここでは触れまい。

 その後、俺たちは夜行バスが出発するという大阪駅に出向いた。USJで力尽きたからなのか、三人ともぐったりしていた。喫茶店で休憩していたのだが、傍から見るとお通夜のようにも見えたかもしれない。
 で、待ち時間の間暇だからとまたもや落書きタイムが始まった。その落書きは今も家にあるので見せようと思えば見せられるのだが、さすがにきつい(公開する側も見る側も)のでやめておく。
 しかし、何かと暴走と妄想ばかりのこの三人。集まれば同人サークルでも開けそうな勢いである。そうなったら本当に歯止めが利かなくなりそうで怖いのだが

 それから、夜行バスに乗り込むと、今度は皆早めに眠りについた。喫茶店でも半ば寝ていたようなものだし、無理もない、といったところか。
 俺は就寝時間まで適当に本を読んで過ごした。読みながらも、頭の中では今回の旅行のことを思い返していた。

 気づいたときには翌朝だった。新宿で降りた後は新南口のマックで休憩。今回の旅行の思い出などを語り合った。
 この面子では過去二回旅行に行ったことがある。それにしても、今回の旅行は群を抜いて密度が濃かった。語るべきことはいくらでもあった。もっとも、口から出てくるのは当たり障りのない言葉だったが。

 マックから出たときも、空は幸い青かった。
 快晴に恵まれ続けた旅行だったと言っていい。

 日暮の旅行日記・京都&大阪2008―完―


 あとがき

 そうして、最後はぐだぐだっとした感じになってしまったが――私たちの旅行は終わった。
 当人たちにとっては楽しい旅行だった。でなければ、こうしてわざわざ日記に長期間連載しようとは思わない。第三者から見れば退屈な内容だったのかもしれないが、それは私の文章力・表現力・エンタメ精神の不足によるところが大きいと思われる。
 ともあれ、このように書き終えることが出来てほっと一息ついている。
 今週の水曜(明々後日)からは中学・高校時代の友人との卒業旅行があり、その直後に会社のビジネス研修があることを思うと、休んでいる暇はほとんどないのだが。
 ともあれ、大学最後の思い出話はこれでおしまい。
 もし関係者以外の方で最後まで読んでくださった方がいれば、心から感謝を。
 関係者の方には「これからも宜しくお願いします」の言葉を送りたいと思う。