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日暮の旅行日記・伊豆&箱根2008/第十話「新九郎」

 明日むっつりバスターズのメンツと会うので、まだ旅行の写真渡してない連中にやろうと印刷していたところ、インク切れが発生(つい先程。午後十時過ぎ)。さあどうする。


 そんなこんなで今日も相変わらずの旅行日記。
 ゴールデンウィークに何か書くようなことはないのかと言われそうですが……
 ありません!
 基本的にいつもの土日と同じです! 家族でどこか行こうと考えたものの、遅すぎたのか宿の予約が取れなかったんですよ。なので出かけると言っても駅前の辺りまで行ったりするぐらい。
 絶望した! 味気なさすぎるゴールデンウィークに絶望した!
 来年は有給で有意義なゴールデンウィークを過ごしてやる……!


 では気を取り直して旅行日記本編。
 グロッキー状態から回復した私は、翌朝六時前後に覚醒。すっきり頭痛も治まっていました。しかし、周りはまだ皆ぐっすり熟睡。バスターズの連中は夜型が多いので、朝に弱いようです。
 ここで脳裏に浮かんだ選択肢は三つ。
「皆のだらしない寝顔を激写して『寝起きスペシャルごっこ』を実行する」
「寝てる傍で変な言葉をささやいたら夢の内容が悪化する、という漫画でありそうなパターンを実際にやってみる」
「特に何もせず待つ。現実は非情である」
 まあ一と二は実際にやったらえらいことになりそうなので、仕方なく三を選択。まあ考えるだけでこんなこと実際にやったりはしないのが紳士というものです。考えるだけならしょっちゅうしてますが

 しかし、待ってるだけというのも暇なもの。本でも読もうかと思った矢先、少しずつ皆が起きてきました。もっともベッドから出る気力はまだない模様。
 このとき私の脳裏に、ある考えが浮かび上がりました。
(考えてみればこの旅行は今日で終わり。今日は一旦西に向かってポーラ美術館、その後再び東進し小田原城に向かう。そうなると時間は微妙っ……! 翌日に研修を控えている身としては、小田原観光を終えて帰宅するのも出来るだけ早い時間が良い……。どうなんだ、早雲寺ッ! 行く時間はあるのか!? ないなら今……行くべきじゃあないのかっ!?)
 そう。この旅行、とにかくこちらの予測の斜め上を行くというどっかの王子並の厄介な性質を持っている、ということに、この頃私は気づきつつありました。特に時間関係。車での移動は電車などと違って正確に何分で着く、というのが予想出来ない。帰りのことを考えると、高速の出入り口で詰まる危険性も非常に高い。余裕には余裕を持って行動しないと、到底スケジュール通りには行きません。
 修善寺も全て回れたわけではなく、蛭ヶ小島も足を運ばずじまい。それらはまだ良いのですが、この旅行で私が是が非でも足を運んでおきたかった「韮山城」「早雲寺」「小田原城」は譲れません
(妥協はしないっ! 俺は……見に行く!)
 決断するやいなや、私は起きかけていた皆に「ちょっと早雲寺行って来るわ」と言い残し部屋を出発。前日ぶっ倒れていた私が心配だったのか、ゴリも一緒に行くことに。
 坂道が多い中「ツンデレがどうだ」の「ヤンデレがどうだの」という会話をしながら早雲寺へ。ちなみに私はツンデレは特に好きでも嫌いでもなく、ヤンデレは普通に怖いと思う人間です。互いに腹の探り合いとかするのはちょっと良いかな、という気もしますが(ぇ

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[ゴリはいてつくはどうを使った!]
 ということで早雲寺の門前に到着。宿から歩いて六分程度で着きました。駅からも近いし行きやすい観光スポットですね。朝早いのでまだ誰もいませんでしたが。
 ちなみに正門の写真、これしか撮ってませんでした。無人バージョン取っとけば良かった。まだ頭痛の影響が残ってたのかなぁ。

 何日か前に雨が降っていたのか、寺の土は結構ぬかるんでました。入ってすぐに本堂、そこから左に進んで見ることに。少し進むと階段があり、そこを上ると……。

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[北条五代の墓]
 後北条氏五代の墓が並び立っていました。右から順に初代・北条早雲、二代目・北条氏綱、三代目・北条氏康、四代目・北条氏政、五代目北条氏直。初代から通して、皆通称は新九郎です。
 関東一円を支配した大名家の墓としては質素に過ぎるんじゃないか、という印象を抱きがちですが、元々後北条氏は自分たちの贅沢よりも領国の安定を重視していた家柄。むしろ、こういう質朴な感じのする墓の方が似合うかもしれません。

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[曲直瀬道三……?]
 あれ、なんでこんなところに曲直瀬道三の墓が……と思っていたんですが、後々これは道三の養子の墓だということを知りました。確か直接見たときはゴリに対して偉そうに「道三ってのはだな」と語ってたような気がします。何この知ったかぶり。

 他にも宗祇の墓があったらしいのですが、これは発見できず。あまりのんびりと見てたら朝食の時間になってしまうので、結構時間を気にしながらの観光でした。幻庵が作ったという庭園も見てみたかったのですが、それもまた今度の機会に。

 ちなみに、宿に戻った私とゴリを待っていたのは、まだまだ爆睡してる他のメンバーの姿でした。いったい何時まで、どんな話をしてたのやら。