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海に生きる男たち

何かいろいろと言語の勉強をしているうちに、休日が終わってしまいました。来週辺りはどこか行こうかなあ。インドアも過ぎると駄目ですね。

 さて、日記の更新さぼってたので、今回はまとめて二冊紹介したいと思います。作品は白石一郎氏の「海○伝」シリーズ。

 まず第一作の海狼伝ですが、舞台は戦国時代末期。信長が台頭してきて叡山焼打ちとかしてた頃の話になります。が、有名どころの武将はあまり出てきません。なので、あまり歴史的な前知識はなくても問題なく読み進められるのではないかと。
 物語は、対馬で育った笛太郎という少年が、遠戚に当たる海賊、通称"将軍"の元に訪れることで動き出します。海賊たちの生活は陸に暮らす人々と比べると、非常に苛酷かつ無道。そんな海の男たちの中で、笛太郎という少年が一人前の船大将になっていく過程が描かれています。
 この話、海賊が主要人物なだけあって善人はほとんどいません。割合酷いことを平気でやったりもします。それでも尚且つ魅力的であるのは、純粋に白石氏の文章力、構成力によるものでしょう。笛太郎の相方となる雷三郎なんかがいい例でしょうか。"海の張飛"みたいな感じがします。

 そして第二作目の海王伝で、笛太郎は新たな仲間を加えつつ海外へと繰り出していきます。明の海賊との対決、行方不明だったはずの父との因縁の再会、等々……。海王伝はよりドラマチックな内容となっております。

 ただ、残念なのはこの作品の終わり方。海王伝がどう考えても続編出そうな終わり方なのに……!

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