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この国のかたち/二

 その一と違って統帥権に始まる「昭和の軍事政権」への批判があまり見えない「この国のかたち/二」。内容は、江戸時代の藩の風習の話だったり、宗教(仏教や神道)的なものだったり、些細な文化の話だったり。個人的には、こういう話題の方が好みですね。
 日本人の精神というと、江戸時代の武士やその影響が見受けられる『武士道』を連想する方も多いかと思います。無論それを否定するつもりは私にもないですし、新渡戸氏の武士道は読み応えがあって優れた著作だと思います。ただ、それはあくまで日本人の辿ってきた歴史の側面であって、それが全てというわけではありません。一つの精神を題材とした作品も良いですが、本作のように、幅広い視野でまったりと『日本人』を眺めて見るのも良いのではないでしょうか。


この国のかたち〈2〉 (文春文庫)
この国のかたち〈2〉 (文春文庫)司馬 遼太郎

文藝春秋 1993-10
売り上げランキング : 124855

おすすめ平均 star
starこの国のかたちは、司馬が読者に課した宿題
star日本の文化を知る
star新しい憲法の枠組み

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 ついでながら、話にちょいと出たので私が読んだ『武士道』も紹介。大学の講義で用いたものです。
 この著作は、著者が外国人との対話において「日本は宗教もないのにどうやって道徳を学んでいたのか」と尋ねられたことがきっかけで書かれたものです。欧米諸国での道徳の基礎は宗教によるところが大きかったので、日本人というのは『世界』から見れば相当奇異に映ったのでしょう(一応日本にも神道や仏教はありましたが)。『武士道』とは、その問いかけに答えるために書かれた作品と言っても過言ではありません。
 単に『日本人はこうであるべきだ』とか『日本人はこうしてきた』で片付けることなく、自国や他国の様々なものを引き出し、比較検討しながら"武士道"とは何だったのか、というものを掘り下げています(武士たちの多くが持っていた何かを、新渡戸氏が煮詰めて結晶化したのが『武士道』という著作及び思想と称すべきか)。題材は一つですが、様々な視点からそれに臨んでいるという点は興味深く面白みがあります。
 ここで私が紹介するのは、大学の講義で使用した訳本です。他にも武士道はいくつか訳本がありますので、読みやすいと思ったものを選ぶのが一番だと思います。岩波版は、活字慣れしてない人にはちょっときついだろうし。


武士道 (岩波文庫)
武士道 (岩波文庫)新渡戸 稲造 矢内原 忠雄

岩波書店 1938-10
売り上げランキング : 791

おすすめ平均 star
star武士道はその表徴たる桜花と同じく,日本の土地に固有の花である
star最早日本語訳では意味が解らない本
star外国人の如く「武士道」を読まざるを得ない我々の古典

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24シーズン6「親父は詰めが甘すぎる」

 風邪が治らないので大人しく本読んだり24見てたりしました。……大人しく?
 現在ジャックがロシア総領事館で拘束されたところ。残り時間考えれば当然脱出出来るとは思いますが、なんというか……本当に後先考えない人間になったなぁ。前はもうちょい理性的だった印象があるんですが。
 親父の方はジャック以上に「その場凌ぎ」な感じがして、あまり大物という感じがしません。一歩間違えばすぐに逮捕されそうなギリギリの橋ばかり渡ってるし。もうちょい上手くやれるんじゃないの、と。
 個人的にはクロエとモリスが良い感じでした。モリスはちょっとくどい面もありますが、核爆弾起動に助力するハメになったというのは、想像以上に苦しいものなんでしょう。必死に責任と戦う彼と、それを支えようとするクロエの姿はなかなか良いものでした。
 ついでながら、アサド。なんか物語上「もういらないや」ということで殺されたような印象が。こういう人物がレギュラー化すれば話が面白く展開するのでは、と思っていただけに残念。
 そしてパーマー一族はどれだけ狙われやすいのかと。バウアー一家と並んで悲惨な境遇ですねえ。妹さんもそのうち死にそう。いや、ウェインはまだ死んではいないけど。
 しかし、ローガンはなんで髭剃らないんだろう……。剃刀持たせてもらえないのかな。

炎症

 鼻と喉で炎症が起きてダウンしとります。もう花粉症なのかなぁ。今年は例年より厳しいらしいですし、きっちり対策を練らないとまずそうですね。
 花粉症の治療法で有効なのってどんなのがあるんだろう……。

尊氏の野望その五「村上義清の奥州制覇行」

 学問国家「伊達家」はあっさり落ちました(結論だけ)。統率100オーバーにした義経も港に引きこもったまま、降伏勧告によって吸収完了。……何このCPUの馬鹿っぷり。
 そんなことをしている間に、越後の方では急展開。武田が駿河→三河という史実のルートを辿らず、越後の長尾家を滅亡させてこれを吸収したのである……! 何この急速な拡大路線。
 ちなみに長尾景虎(後の上杉謙信)と武田信玄は信長の野望・革新中でも最高スペックを誇る怪物二人。主人公の信長も十分反則級の能力値ですが、この両名はそれすら上回ります。バラモス倒したらゾーマが出てきた、みたいな感じでしょうか。
 それが二人、同じ勢力下に入ったわけです。伊達家陥落など、こちらの問題に比べたら屁でもありません。古河公方足利家が奥州制覇をしたら、氏康率いる北条と、謙信を傘下に入れた武田の両方を相手にしなければなりません(実際は、信玄と謙信の相性が悪いのでこういうことはありません。ちょいと編集しました)。
 ついでながら、北条は長野家を吸収して、武勇最高クラスの上泉信綱を配下に組み入れ、現在は国力増強に備えています。同盟切れた瞬間足利家に襲いかかってきた場合はこれを撃退すればいい話ですが、下手に西進されると今川・徳川の武将が呑まれる恐れがあります。そうなると人材面
大きく差がつくことに。
 と、人材面で憂慮していたところ、運よく村上義清がこちらの方に流れてきました。この人は史実で武田信玄の信濃侵攻を食い止めた猛将で、武田方の真田幸隆の調略に敗れた後は長尾家に属していました。「砥石崩れ」と呼ばれる戦で信玄に大勝したという経歴からか、統率武勇は共に高め。猛烈な勢いで勢力を拡大する武田に対抗するため、この義清と義経、それから尊氏を中心とする三グループで奥州制覇をさっさと終わらすことに。
 とりあえず後方から兵を持ってきて、三手に分かれて進軍を決行。義経と師直は蘆名がこもる黒川城(なぜかまだ生き残ってた)、里見と佐竹(義重が元服)は武田に滅ぼされそうな最上家の横取りを(義光は渡したくない)、そして尊氏と義清は、奥州で大勢力になりやすい南部家が治める高水寺城を(斯波氏はとっくに滅ぼされてます)攻撃開始。三面作戦ははたして吉と出るか凶と出るか……?


オマケの武将紹介
源義経
統率100武勇87知略85政治25
 頼朝の弟。平家討伐で華々しい戦果を挙げたが、後に兄と不和になり奥州へ逃走、同地で自害した。
 軍事面においては天才的、政治面では駄目、というのは司馬遼太郎氏の「義経」の影響。兄との対決も何もなく、普通に仲間になりました。多分謙信や信玄との戦では、尊氏とこの人が鍵になりそう。

武田信玄
統率110武勇88知略96政治94
 怪物じみた能力値を持つ武将の一人。実際は官位とかでもっと能力値が+されてるので本当に洒落になりません。武田は他にも優秀な人材が大勢いるのが怖い。

上杉謙信
統率120武勇105知略74政治54
 120はこのゲームにおける素のステータスとしては最高値です。……まともに戦ったらまず勝てない鬼畜性能。陸上でこの人出てくると逃げたくなるのは私だけではないはず。海戦では意外とあっさり倒せるんですが。

村上義清
統率92武勇89知略71政治51
 信玄を敗走させたことで統率武勇が高めな代わりに、真田幸隆の計略で敗れたことから知略と政治はちょっと低め。ただし、騎馬適性がSなので野戦においては強力。この人が流れてきただけでも僥倖。

尊氏の野望その四「学問都市仙台」

 里見、佐竹を潰して関東二大勢力の片割れとなった古河公方足利家。ここいらで内政に手を出すところから今回はスタート。

 信長の野望・革新での内政は、金と米と技術を手に入れて、ついでにその他諸々の恩恵を手に入れるのが主な目的。序盤のうちは金、中盤以降は米重視になるというのが私のプレイスタイルです。合戦多いからすぐ米なくなるんですよ、後半。ちなみに技術は合戦における兵の強さに直接関わることなので、いつでも余裕があれば手に入れていきたいところ。

 国内の技術ではとりあえず内政と弓重視。南蛮技術では、足軽がアホみたいに強化される苗刀などを入手。南蛮技術は例えるなら逃げないはぐれメタルを倒すようなもので、あっさりと成長出来るのでお得。その代わり敵も同様の手段で強化してくるので、後半になるとあまり有難味はないですが。
 で、いろいろやっている間に相馬さんが何度もちょっかいを出してきたので、宇都宮より先にこちらを潰すことに。相馬家の領地は沿岸にあるので、奪取しても隣接する敵地は増えませんし。

 相馬家はなぜか兵数が余ってたり、やたらこちらを警戒して櫓(敵が近付くと自動で弓攻撃をしてくる施設)を設置してたりで結構苦戦しましたが、新たに加わった里見・佐竹陣営の協力もあってどうにか陥落に成功。

 武田・上杉ともまだ隣接しておらず、北条との同盟も延長に成功したので、とりあえず北上を続けることに。東北地方は言っちゃ悪いですが、小粒な大名家が多いので大抵どっかに喰われる運命にあります(上杉が食う可能性が高い気がする)。なら、よそに食われる前に自分で奪っておきたいところ。
 で、最初に隣接することになった奥州の大名家は、岩出山の伊達家。伊達政宗で有名な大名家ですが、政宗は戦国時代末期の人なのでまだ未登場。政宗の祖父・晴宗、政宗の父・輝宗も総合能力は高いですが、CPUの癖なのか、先の方の時代のシナリオだとあまり動かないんですよねえ、伊達家。
 一応、奥州繋がりで源義経を配置したんですが、さして影響はない模様。というか、様子を窺ってみたところ、岩出山付近は技術開発のための学舎ばかりが建てられていました。全体の七割くらい。……これで武将に給料払えてるんだろうか。
 しかも戦闘能力化け物の義経は近場の港の方で待機中。ちょっとせこい気もしますが、この隙に岩出山城へ攻め込むことに。果たして伊達家攻略は成功するのか否か。

内定式

 社内における私の認識は「日本史」で決定しそうです。

 今日は内定式でした。同期の人たちと顔合わせしたり、今後の日程確認したり、ディスカッションやったり。その後懇親会で飲みに行き、やがて舞台はカラオケへ。皆で盛り上がれました。

 最初は初対面ということでぎこちなかったですが、終わりの方では結構話せるようになって良かったです。「楽しむ」ことは力になるな、という一日でした。

 しかし頭痛い……。

この国のかたち/一

 ローマ人の物語は、文庫版がこの前紹介した「終わりの始まり」までしか出てないので、しばらくお休みです。というわけで、久々に司馬遼太郎さんの著作に戻ることに。
 長編小説は「韃靼疾風録」とかを除くとあらかた読んだので、たまには趣向を変えてエッセイの方でも。
 今回読んだのは「この国のかたち」。事前に氏の著作を読んでいればより楽しめると思いますが、この作品から読み始めても内容はすんなり頭に入るかと思います。歴史小説は分かりやすく伝えるのが難しいと思っているのですが、そういう意味では司馬さんはさすがという印象ですね。
 ちなみに、本シリーズを通して感じられるのは「昭和初期の軍事政権への批判」。これは徹底していて、現地で参戦した人の言葉なだけに重みがあります。司馬さんに限ったことではないですが、戦争を知らない世代からすると妙な感覚ですね。まだ百年経ってない時代の話なんですが。
 特に取り上げられるのは「統帥権」。私は公務員試験を一時やってみようと憲法や民法を軽く学び、「法は解釈次第」というのをおぼろげながら感じ取りました。そういう観点からすると、統帥権というのは肥大化した解釈の化け物という印象があります。それ自体も恐ろしいですが、こういうものが「解釈」によって誕生した世の中というのも恐ろしいもんです。
 そういう戦争に関する話題だけでなく、日本文化のさり気ない点について触れたり、近隣諸国(中国や朝鮮半島)の文化について触れていたりもするので、様々な視点から楽しめる作品だと思います。
 小説作品を読んで司馬さんのファンになったという方は、より濃厚に氏の考えに触れることが出来るので、こういうエッセイもお勧めですよ。人物主体でないという点以外は小説とそんなに雰囲気も変わりませんしね。

この国のかたち〈1〉 (文春文庫)
この国のかたち〈1〉 (文春文庫)司馬 遼太郎

文藝春秋 1993-09
売り上げランキング : 11745

おすすめ平均 star
starこれも小説と同列に扱うべき堂々たる司馬作品である
star日本人とは何か
star詩的!

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尊氏の野望その三「北条以外は皆敵(関東)」

 さて、久々に信長革新をプレイしたので、こちらも書いておくことにします。

 前回、里見家の久留里城を制圧した足利家。早速岡本港に引きこもった里見に引導を渡そうとするものの、房総水軍による横やりで打撃を喰らう。仕方なく金でこれを懐柔し、いざ岡本港へ迫ったのだが……?

 尊氏や師直といった武官で攻め立てる足利軍に、里見は風前の灯。これは順調に潰せそうだと思った矢先、思わぬ伏兵として常陸の佐竹軍がやってきました。どうやら里見と同盟関係にあって、援軍にやって来たらしいです。
 佐竹は関ヶ原の後に秋田に移封された大名家なので、ちょいと思い入れがあったりします(田舎が秋田)。しかし、ここでやってこられると邪魔なことこの上ない。
 何この鬼と言いたくなる義重がまだ元服前なのでそれは救いですが、こちらもぎりぎりの兵数で挑んでいるので、援軍が来られるとかなり危険です。
 やむなく久留里城に戻って体制を立て直そうと、古河御所から兵を少し移動……させた途端、北の宇都宮が動くという事態に。西の北条以外、全方向が敵です。勘弁してほしい。
 慌てて尊氏、晴朝で宇都宮勢を追い返し、少しながら負傷兵を入手。これで兵力を強化して、佐竹の援軍が来ないうちに岡本港を叩き潰すことに成功。宇都宮が雑魚で助かった……。


 さて、岡本港を潰して早速登用開始。一人も逃がすことなく自軍に組み入れることに成功し、人材面で余裕が出てきました。……革新は給料どんどん増えていくので、後先考えず人材増やすとすぐ財政難になるんですけどね。
 まあ里見は里見一族や正木一族らが相応の強さを誇るので、野戦部隊としては使えます。政治要因がほとんどいないのが難点ですが。
 戦力強化に成功したので、北条がまだ味方のうちにさっさと周りをつぶすことに。宇都宮は弱いので後回しにしても問題なし、ということで佐竹を先に潰します。義重が元服したら苦戦は免れないので早急に(あえて待っていると武田が巨大化して西側も危険になる)。
 というわけで尊氏、師直、里見らで佐竹一家に突撃。途中にある関東国人衆はあらかじめ懐柔済み。こいつらを放置しておくと壊滅の危機に晒される……。
 迎撃に出てきた佐竹軍を壊滅させて城攻め開始。途中相馬がちょっかいを出してきたので追い払いつつ、どうにか常陸制圧完了。これで三カ国、北条と並んで関東随一の勢力になりました。


 とか喜んでいる間に、本来の凶悪勢力は着々と領土拡大中。長尾家はいつも通りといった感じで北伐中、最上辺りまで滅ぼしてます。怖い。
 武田家は大きな動きこそありませんが、動くときは一気に動くから油断出来ません。今川家が桶狭間で弱体化したので、そろそろ駿河侵攻でも始めそうです。
 そして現在の同盟者であり、将来的には真っ先に戦うであろう強敵北条は、太田に続き長野家をも滅亡させました。これで宇都宮まで攻略されると、同盟切れた瞬間が怖いので、彼らが動きそうになったらこちらも宇都宮攻略に乗り出す予定です。


 なお、西側では意外と山名家や大内家が粘っています。登録武将で山口に幕末の連中数人配置したので、大内の人材が強化されてるのが主な原因。毛利に着くのが筋なんでしょうが、そうするとバランスがますます崩れることになるので。
 四国では西園寺にある人物が加わったことで、長宗我部の勢いが止まっています。人一人いるだけでこうも違うものなのか。……長宗我部にも某有名人一人いるんだけど。
 そして九州は島津が破竹の勢いで領土拡大中。元々四兄弟が強いのもありますが、加えて幕末から大物二人が加わっているので人材面がとても危険なことになってます。最終ボスはこいつらかな……。
 ついでに信長はいつも通り、美濃攻略に時間をかけてます。美濃を制圧してからが怖い。そこからは大抵一気に大きくなるからなぁ。
 徳川は独立したてです。どうなることやら。

ちょっと息抜き

 SEの勉強のために簡単な本を読みつつ、近頃は少し息を抜いてます。二巻まで見てから四ヵ月近く放置してた24をちょっと見たり。グラハムについてはいろいろ突っ込みたいところですが(お前かよ、とか、弟かよ、とか、あっさり退場かよ、とか)、とりあえず親父の方がどうなるのか楽しみです。
 しかし内容がどんどん現実離れしてきた感はありますねぇ……テロの規模もどんどん大変なことになってるし。シーズン8辺りではアメリカ滅亡しそうな予感が。
 あと相変わらずジャックはおっかないです。結果的に解答に近づいてるんだけど、相手を尋問(というかほぼ拷問)するときに根拠がないのが痛いなぁ。シーズン1から3辺りまではともかく、4辺りから歩く人間凶器みたいになってきてるような……。CTUクビにされたことで性格変わったんだろうか。
 このドラマの良心はクロエとブキャナンぐらいかなぁ。ウェインは6だとまだ微妙な感じが。人格者ではあるんだけど……。トムの言ってることが正しいかどうかはともかく、テロへの対応が出来てないのは確かだし。

ローマ人の物語/内乱とセプティミウス・セヴェルス

 ガルバやオトのときとはやや異なる様相を呈した、コモドゥス死後の内乱。そして、それを勝ち抜いたセプティミウス・セヴェルスの物語。
 内乱をセヴェルスが勝ち抜いたのは、優れた能力の持ち主であることの他に、思い切りの良さがあったからでしょう。いきなり同郷のライバルを「共同統治」という餌で抑え、首都を抑え、遠方の敵を討ち、後顧の憂いを除いたところで「共同統治者」であるはずの同郷人をあっさり撃破。
 何か怖そうな印象もあって、スッラを思い出してしまいます。
 個人的に、セヴェルスはどうも好きになれません。専制君主っぽいからでしょうかね。あまりローマ皇帝らしくないというか。彼は彼なりにローマのことを想って行動したのかもしれませんし、その能力もあるという自信があったのかもしれません。確かに、彼の経歴からすると、一度定めた目的を達するという点においては相応の能力はありそうです。問題は、方向性でしょうか。もう少し違う視点を彼が持っていたら、と思います。
 ある意味、マルクス・アウレリウスと対になる印象があります。この二人を足して二で割れば、ちょうど良かったんじゃないか、などと。

ローマ人の物語 31 (31) (新潮文庫 し 12-81)
ローマ人の物語 31 (31) (新潮文庫 し 12-81)塩野 七生

新潮社 2007-08
売り上げランキング : 972

おすすめ平均 star
star内乱期ではあるが人材の宝庫を感じさせる
starああ、終わりの始まりがはじまってしまった!
star日本人必読の書。

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